【特集 マインドフルネスと認知行動療法】#01 マインドフルネスに基づく認知行動療法(Mindfulness-Based Cognitive Behavior Therapy: MBCBT)の今日的意義|伊藤義徳

伊藤義徳(人間環境大学)
シンリンラボ 第10号(2024年1月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.10 (2024, Jan.)

1.マインドフルネスブーム

マインドフルネスは昨今,確かにブームの様相を呈している。アメリカのGoogle社が社員の福利厚生の一環として導入した,Seach Inside Yourselfプログラムが注目を集めたのが2008年(Tan, 2012)。最近の経済市場を見てみると,コロナ禍で急成長したマインドフルネス瞑想アプリケーションの世界における市場規模は,2022年には約800億円と評価され,これが2031年には5,623億円程度まで増加し,年平均成長率は24.2%に上ることが予測されている(Market Research Update, 2023)。アプリに限らず,マインドフルハンドウォッシュからマインドフルドッグフードまで,「マインドフル」がつく製品を調べてみると驚くほどたくさんヒットする。マインドフルとつければ,何でも売れるかのような勢いである。

しかし,実際にマインドフルネスを実践している人は,特に本邦においてはそれほど多くない。アメリカ,イギリス,ドイツ等の欧米諸国では人口の約15%が日常的に瞑想を行っているそうだが,日本では3%程度に留まる(Digital Shift Times, 2022)。マインドフルネスが生活に根付いているとは言いがたく,所詮まだまだ「ブーム」の域を出ていないのが現状である。

2.マインドフルネスに基づく介入(Mindfulness-Based Intervention: MBI)

心理学的介入法としてのマインドフルネスの出発点は,皆さんもおなじみ「マインドフルネスストレス低減法(Mindfulness Based Stress Reduction: MBSR; Kabat-Zinn, 1990))」である。カバットージンJon Kabat-Zinnは1979年頃から,マサチューセッツ大学病院で各科を回り,「手に負えない患者がいれば全部私の所によこしてくれ」と触れ込んで回った。そして集まった患者に,「病気を治すのではなく,病気のある人生を自分らしく生きる」ためのスキルとしてマインドフルネス実践を紹介した。当初は慢性痛患者を対象とし,実証研究も行われ,その効果性と,苦悩に対する新たな価値観を提供したことで話題となったのである。

しかし,メンタルケア領域でマインドフルネスがその地位を確立するに至ったのは,マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy: MBCT; Segal, Williams, & Teasdale, 2002)の功績が大きい。MBCTは,うつ病の再発予防を目的に開発され,MBSRと認知療法を巧みに組み合わせたグループ療法である。MBCTの開発者らは,いずれも認知療法の効果を実証的に検討してきた認知臨床心理学者であり,彼らがMBCTの効果メカニズムを実証的に明らかにしたことで,マインドフルネスに対する信頼をより強固なものにしたほか,関連する諸科学分野との連携を深めることにも役立ったのである。

このほか,カバットージンとの古くからの友人であるリネハンM. M. Linehanが体系化した,境界性パーソナリティ障害のための弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Therapy: DBT; Linehan, 1993)や,クリステラーJ. Kristellerによるむちゃ食い障害のためのマインドフルネス食観トレーニング(Mindfulness Based Eating Awareness Training: MB-EAT; Kristeller & Hallett, 1999),マーラットA. Marlattによる依存症や嗜癖行動の再発予防のためのマインドフルネス再発予防プログラム(Mindfulness Based Relapse Prevention for Addictive Behaviors: MBRP; Bowen, Chawla, & Marlatt, 2010)等が考案されている。さらには,発達障がい,スポーツ選手,出産や子育てに関わる母親のためのプログラム等,あらゆる領域でMBIが開発されている(詳しくは,田中・甲田(2021))が,そのほとんどは,MBSRと何らかの要素の組み合わせにより構成されている。

3.マインドフルネスに対する批判

しかし近年,マインドフルネスは,特にアメリカでは大きな逆風に曝されている。カバットージンは,マインドフルネスを多くの人が手に取りやすくするため,その宗教的要素を排除し,治療法としての要素のみを抜き出して再構築した「臨床マインドフルネス」を世に送り出した。それは奏功し,怪しくない,効果的で手軽なマインドフルネスは大当たりした。しかし,奇しくもそのことが,昨今の逆風の源ともなっているのである。池埜(2021)は,そうした批判の論点を,「商品化されたマインドフルネス」「白人化されたマインドフルネス」「道具化されたマインドフルネス」の3点から整理している。以下に,池埜の論考を要約する。

1)商品化されたマインドフルネス

マインドフルネスは,リラクセーション,ダイエット,美容,脳トレ等,ストレスケアなど,現代人が求める理想をかなえる魔法のように扱われている。冒頭にも述べたとおり,いまや「マインドフル」を冠せばなんでも売れるかのような勢いがある。こうした状況に対してPurser(2019)は,“McMindfulness”と揶揄している。これは,便利で手軽な「マクドナルド」の商品のように消費される,マインドフルネスの現在の在り方を鋭く風刺した表現と言える。

こうした指摘は,先に紹介した,グーグル社などの企業がマインドフルネスを導入することに対する批判にも派生している。企業が就労者にマインドフルネスを提供する事で,ストレスが緩和し生産性が向上することは一見よいことのように見える。しかし,本質的に企業が抱える構造的な問題やシステムの問題を,就労者側の努力や変化に吸収させており,本来企業が果たすべき役割を放棄しているという指摘もなされている。

総じて,マインドフルネスが,「便利」「楽」を求める人/社会の欲を満たすシステムの一部として組み入れられている現状があるのである。

2)白人化されたマインドフルネス

マインドフルネスは欧米で15%程度の人が実践していると先ほど述べたが,米国におけるマインドフルネス実践者の80%近くが,実は白人であるとのことである(Morone et al., 2017)。そのほかにも,中産階級以上の富裕層,大学卒,そして女性であることが,マインドフルネス実践者のマジョリティとなっており,そのことは,いくつかの複雑な問題を引き起こす可能性がある。

例えば,ある黒人の方が瞑想会に参加したら白人ばかりが参加していたとする。その方は気にしたくなくてもどうしても肌の色のことが気になり,瞑想に集中できなかった。瞑想後の振り返りの際に,思い切ってその気持ちを告白したところ,指導者から,「肌の色という雑念に囚われていることに気づいたら,手放し,ただ呼吸に意識を戻せばよい」と指導されたら,この人はどのような気持ちになるだろうか。人種差別という根深い問題を軽視されたと感じ,つらい思いをするかもしれない。このような,瞑想等のスピリチュアルな方法や考え方を用いて,未解決の情緒的問題や心的外傷等の問題に向き合うことを回避する傾向を,「スピリチュアル・バイパッシング」という(Welwood, 2002)。

マインドフルネスが急速に一流企業人のステイタスとなったことで,人種差別を含む様々な差別の象徴のように扱われる風潮が生じてきている。そのうえ,「商品化~」とも関連して,マインドフルネスの指導がマニュアル化,形式化されていくことも,スピリチュアル・バイパッシングのような事態を生じやすくさせる一因となっている。

3)道具化されたマインドフルネス

マインドフルネスが,様々な目的を達成するための道具として利用されてきている現状がある。「商品化~」でも述べたように,企業の成長のために利用されているほか,近年では,学校場面でのマインドフルネスの導入が進んでいる。注意力や集中力の向上,衝動抑制,自尊心や利他的行動の向上をもって,教育を円滑に進める道具として,マインドフルネスが活用されているとの批判がなされている。

その究極は,軍隊やテロリストによるマインドフルネスの導入である。瞑想により集中力や認知的制御能力を高め,射撃による殺傷能力を向上させた,「マインドフル・スナイパー」が養成されている。これは冗談ではなく,アメリカ,イギリス,ニュージーランド,オランダなどの軍隊で実際に行われていることである。

マインドフルネスが,本来の目的や意味とは異なるところで道具的に用いられることは,確かに大きな問題である。

4.本来のマインドフルネス

こうしたマインドフルネスを取り巻く現状を反省し,マインドフルネスが「本来の価値」を取り戻し,今日的意義を発揮するためには,これからどうあるべきなのだろうか。そのヒントを,マインドフルネスの出自である原始仏教に求めながら,以下に概説したい。

1)原始仏教に学ぶ

原始仏教とは,ゴータマ・シッダッタ(お釈迦さん)が体系化した,苦悩に囚われる生活から脱却するための方法論と実践法である。お釈迦さんは実在の(悩み多い)人物であり,それを手放す実践方法を確立し,仲間と共に死ぬまで実践し続けた人である。そのため弟子にも「実践を続けよ」と遺してお釈迦さんは亡くなったが,それから100年後の弟子達は,だんだん実践よりも直弟子達が残したお釈迦さんの教えが書かれた書物の方に興味が移り,解釈論を戦わすうちにケンカ別れして,それぞれが仲間を増やそうとする気持ちと信仰が結びついて,仏教は徐々に宗教化していくこととなる(蓑輪,2008)。そうして宗教になる前の,お釈迦さんが体系化した実践法や理論が原始仏教と呼ばれる。現代のマインドフルネスが参考にしているのは,その原始仏教である。

2)お釈迦さんの修行

ちなみに言うとお釈迦さんは,国土は小さくも豊かな国の王子として生まれた。金も地位も学も美貌も兼ね備えた王子様だったようだが,思春期の頃からうつうつとして,ひきこもり生活をしていたそうである。金や地位では満たされない,すべての人が生きていくうえでなくせない苦しみを乗り越えたいと欲し,ついに29歳ですべてを捨てて修行の旅に出る。

その当時,一般的だった修行法は,ヴェーダ教の中核的修行法でもある「サマタ(集中)瞑想」であった。これは,一点に集中し,心の反応をできるだけ小さくしていくことを目指す修行法である。サマタ瞑想には8つの段階があるが,お釈迦さんは,苦行に苦行を重ね,人知の及ぶ最高点といわれる第8段階(非想非非想処)もクリアした。しかし,断食行を繰り返すなど無理がたたって,瀕死の状態となる。スジャータ姫が献上した乳粥により何とか息を吹き返したお釈迦さんは,苦行と決別し,何事にもバランスを第一とする「中道」を歩むと決意して,改めて本来の目的である「苦悩からの脱却」を目指して修行法を工夫するうちに,「ヴィパッサナー(観察)瞑想」を考案する。この瞑想を行い始めて約1年の後に,いわゆる「悟り」を得ることとなるのである。

3)ヴィパッサナー瞑想

ヴィパッサナー瞑想は,サマタ瞑想と異なり,精神の統一を目的としない。何が目的となるかといえば,「智慧の獲得」である(蓑輪,2014)。自分自身をありのままに観察することを通して,「私はこんなことで傷つくんだ」「こんなことでイライラするんだ」「自分とはこんな人間なんだ」といった,自己認識が得られる(サンパジャンナ(正知))。さらに観察を繰り返すことで,徐々により俯瞰した「人とは~なものだ」「世界とは~なものだ」といった「パンニャー(智慧)」が獲得されてくるのである。

そうした智慧を深めていくと,①苦悩のない人生はあり得ない,②それを無くそうとすればするほど苦悩は増える,③苦悩を無くそうとあがくのを止めることが唯一我々にできること,④それができるようになるために,訓練法(八正道)を実践すべきという4つの真理が,腑に落ちて理解できるようになる(四聖諦)(中村,2011)。それが(恐らく),「悟り」というものである。つまり,そうした智慧を得るための方法がヴィパッサナー(観察)瞑想であり,観察を進める際に使われる「目」が,マインドフルネスなのである。

4)マインドフルネスとは

そのため,マインドフルネスだけで何かスゴいことが起こる訳ではない。マインドフルネス(mindfulness)という英語は,本来,パーリ語のsati(サティ)という単語を英訳する際に用いられた。satiは名詞で,今ここの経験に対して「気づくこと」を意味する。動詞のsarati(サラティ)は「思い出す(意識の中に明確に映し出す)」という意味であることから,サティは,全くそれまで意識されていなかった事に新たな発見を得るような「気づき」よりも,普段は意識を向けていないが意識しようとすればできるような,当たり前の感覚に意識を向けることで,「再確認」するような気づきのことを主に指すと考えられる。「今,自分の左足の裏は何を感じているかな?」と思って意識を向けてみて,当たり前に床と触れていたり靴下と触れている感覚を確認すること,これが,たったこれだけのことが,本来のマインドフルネスなのである。

5.「本来のマインドフルネス」に立ち返る

そうしたシンプルなものだからこそ,それを「いかに用いるか」という目的もセットで扱わなくては,マインドフルネスの真価を問うことはできない。これまで見てきたマインドフルネスに対する批判も,本来の目的と切り離して,別の目的とセットにして用いられることで生じているといえる。マインドフルネスの本来の目的は,リラクセーションでも,ポジティブなイメージの喚起でも,美容と健康でも,認知トレーニングでもない。今後,マインドフルネスを扱う際には,原始仏教に基づく本来の価値観や目的のために使用されるマインドフルネスを,「本来のマインドフルネス(authentic mindfulness)」と定義して,「臨床マインドフルネス」や「商品マインドフルネス」とは区別し,その普及を目指すべきである。

1)三学

繰り返し述べているように,原始仏教においてマインドフルネスは,智慧の獲得という目的のために必要とされてきた。原始仏教で,悟りを得るために必要な3つの学びは,「三学(戒・定・慧)」と呼ばれる。戒(かい)とは,戒律を守り倫理観を持つことであり,定(じょう)とは,精神を統一することである。ここまでは,仏教が誕生する以前の実践法にもあったが,これにお釈迦さんは,慧(え)を加えた。戒,定を土台として,智慧の獲得を目指すことが,苦を乗り越えるために不可欠だというのが,原始仏教オリジナルな主張なのである(伊藤,2018)。

2)倫理観と共にあるマインドフルネス

このうち,戒律を守り,倫理観を持つこととマインドフルネスの関係については,心理学的研究が行われている。砂田・杉浦(2021)は,倫理観を持ってマインドフルネスを行う事は囚われからの解放をもたらすが,倫理観が低いままマインドフルネスを行うと,むしろ自己の欲求への固執を生じさせることを示している。戒律を守らなかったり倫理観を持たず,道具的に,単に認知のトレーニングとしてマインドフルネスを用いても,それは本来のマインドフルネスとは呼べない。戦争の道具としてマインドフルネスを用いることは,本来のマインドフルネスとは相容れないことである。

3)本来のマインドフルネスの目的

さらに,お釈迦さんが発見した原始仏教の根幹たる智慧である四聖諦に基づけば,苦悩のない人生はなく,それを無くそうとするのをやめて,それと共にある人生を生きることが,原始仏教の目指す人の在り方である事がわかる。カバットージンも,当初から「苦悩や問題は無くすべきであり,楽や便利が目指されるべき」という価値観から,苦悩と「共にある」ことを目指す新たな価値観としてマインドフルネスを提案したはずであったが,気がつけば,「楽」「便利」を助長するための手段として利用されてきてしまっている現実がある。

「楽」「便利」を求めることは,何が危険なのか。例えば,1980年代頃まで各家庭には黒電話しかなかったが,1990年代に入って「携帯電話」が普及し始めると,我々の生活は一気に変化した。約束に遅れる時もその場で電話をすればよいので,駅前で待ち合わせた恋人を4時間待つ,などということは起こらなくなった。今ではスマートフォンの普及率が6歳以上人口の9割を超え(総務省,2022),買い物,娯楽,緊急時のSOSまで,生活のほぼすべてを依存する状態となっている。

その進化は素晴らしいことだが,それでは,今から黒電話の時代に戻れと言われたらそれができるだろうか。電話は電話機の前でしかかけられず,待ち合わせをする際には事前に連絡を取って調整をしておき,30分程度約束に遅れることなどよくある事と笑い飛ばすあの頃に戻る事など,今となっては難しいだろう。それは,便利なものが登場することで,それまで当たり前だったことが,苦痛と感じられるようになるからである。スマートフォンの機種一つとっても,それまでと何も変わらないのに,最新機種が登場した瞬間,それを持っていないということが苦痛の種となりうる。「楽」「便利」は,必ず「苦悩」の種となるのである。

4)本来のマインドフルネスの今日的意義

現代社会において,すべての「楽」「便利」を手放すことはもはや不可能であるが,そのことを自覚し,少なくとも,「楽」「便利」だけを盲信し,盲従するだけの社会の趨勢に対して警鐘を鳴らすことは,マインドフルネスの今日的役割の一つと考える。欲望や感情に流される前に一歩立ち止まり,自分自身の声に耳を傾け,本当に進むべき道を選択する。それができるようになるために必要なスキルが,本来のマインドフルネスである。

6.MBCBTの今日的意義

世界的な認知行動療法のテキストである“Cognitive Behavior Therapy: Basics and Beyond”の第3版(Beck, 2020)が,間もなく邦訳されるという。そこでは,CBTがクライエントの願望(aspiration)や価値(value)等,「第3世代CBT」が重視する価値観を取り入れ,大きく変化している様子が伺える。さらに,MBCTやDBTを含むMBCBTとCBTの統合についても詳しく紹介されている。もはや「第2世代」と「第3世代」という世代の違いは無くなってきているようである。こうしたCBTの変化が生じたきっかけとして,第三世代CBTの登場の影響は大きいと考えられるが,世代の垣根がなくなった今,MBCBTはCBTに包含され,そうしたジャンルは必要なくなるかもしれない。

しかし今後は,あえて両者の違いについて探求することで,新たな発見がもたらされるかもしれない。例えば,第3版においても,CBTは要支援者に対して「なぜ(why)」を尋ねることに変わりはない。一方MBCBTの指導者は「どのように(how)」を尋ねる。また,これまで述べてきたように,マインドフルネスの背景にある原始仏教理論,さらには仏教理論には,現代の認知理論を刺激する要素がたくさん詰まっている(伊藤,2018)。MBCBTは,まだまだCBTを刺激し続ける存在でいられる可能性は十分にあると思う。

文  献
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  • DIGITAL SHIFT TIMES(2022)「マインドフルネス業界カオスマップ2022(日本版/海外版)」が公開.https://digital-shift.jp/flash_news/FN221102_8(2023年12月20日閲覧)
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  • 田中圭介・甲田宗良(2021)公認心理師の各職域におけるマインドフルネスに基づく心理的支援の発展と今後の課題.心理学評論,64(3); 244-259.
  • Welwood, J.(2002)Toward a Psychology of Awakening: Buddhism, Psychotherapy, and the Path of Personal and Spiritual Transformation. Shambhala Publications.
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伊藤義徳(いとう・よしのり)
・所属:人間環境大学総合心理学部
・資格:公認心理師・臨床心理士・認知行動療法スーパーバイザー・専門行動療法士・WHO版PFA指導者・認定心理士
・主な著書:伊藤義徳・杉浦義典・佐藤德編(2021)特集 マインドフルネス再考.心理学評論,63(3), (4)
・趣味:マラソン,サイクリング

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