広場┃書籍紹介

ペギー・ペース 著『ライフスパン統合療法──過去の自分を今につなげる新しい身体・心理療法』(星和書店,2023年)

ペギー・リース 著/久山貴子・高須かすみ 訳『ライフスパン統合療法──過去の自分を今につなげる新しい身体・心理療法』(岩崎学術出版社,2023年)

内容説明(出版社HPより)

 ライフスパン統合療法(LI療法)は、アメリカや欧州のトラウマ治療専門家の間で近年急速に広まった身体ベースの心理療法である。LI療法では、クライアントは思考機能に頼らずに身体レベルで時間が経過したことを理解し、過去の経験や関係を新しい視点から再学習する。そしてトラウマの経験や無意識下の心の傷のために過去の時間に閉じ込められたままのクライアントを、安全かつ確実に現在まで導いて回復させる。対象となる疾患分野は、PTSDを始めとしたトラウマに起因する障害、うつ病や不安症、幼少期の環境に起因するような情動調整のトラブルやパーソナリティ障害、摂食障害、依存症など数多い。本書では、この療法の効果についての脳神経科学的な観点からの仮説、代表的なプロトコールおよびその適用分野について詳説。

主な目次〉

第1章 ライフスパン統合療法の働き
第2章 ライフスパン統合療法の神経生物学的基礎
第3章 応用神経科学 ライフスパン統合療法の方法と理由
第4章 ライフスパン統合標準プロトコール
第5章 自己構造を強化するためのライフスパン統合プロトコール
第6章 イメージと能動的な想像を使う
第7章 摂食障害の治療
第8章 解離性同一性障害の治療
第9章 分離された自己状態の統合
第10章 新たな活力を得ることと本質と存在への結びつきを回復すること
第11章 ライフスパン統合療法の特殊な使用
第12章 ライフスパン統合療法のプロセスにおける一般的な障害
第13章 よくある質問(FAQ)

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