広場┃日本ブリーフセラピー協会 第15回学術会議(京都)のご案内

日本ブリーフセラピー協会 第15回学術会議(京都)のご案内

ブリーフセラピーは問題の原因を個人病理に求めるのではなく,コミュニケーション(相互作用)の変化を促して問題を解決・解消していこうとする心理療法です。「原因が何か」ではなく,「今ここで何が起きているのか」(相互作用)を重要視します。

個人面接だけでなく家族面接,訪問援助,集団精神療法(心理教育),コンサルテーションなどの様々な援助方法に適用でき,精神医療,保健福祉,学校教育,ビジネス,組織マネジメントなど幅広い領域・分野で用いられ効果をあげています。

今対面大会では大会テーマ「らしくないブリーフセラピー 〜治療的現実の多様性〜」のもと,4年ぶりの対面大会にて事例発表を再開させます。一見ブリーフセラピーらしくないケースを扱うことでかえってブリーフセラピーの中心に流れるものを考える大会になります。また,大会基調講演として,私たちの生活になくてはならない「栄養」について取り上げます。私たちが扱う健康は,身体的,心理的,社会的な健康であり,それらは相互に影響しあっています。食事や栄養から介入するアプローチを学ぶと,私たちの見立てや介入の幅が広がることになります。

一方,オンライン大会では,ブリーフセラピーの基本から応用までのワークショップ動画を取り揃えて,ブリーフセラピーにご興味を持たれている先生方をお待ちしています。また,最新の研究発表もご視聴いただくことができます。もちろん,大会基調講演も後日配信されます。日本ブリーフセラピー協会の名物となっている模擬面接大会「B-1グランプリ」もご視聴いただくことができます。

先生方のご参加を心よりお待ちしております。

●概要

◆対面大会
日時:2023年9月30日(土)・10月1日(日)
会場:京都テルサ(京都駅より徒歩15分,九条駅より徒歩5分)

◆オンライン
会期:2023年9月上旬〜10月31日(火)

●テーマ

らしくないブリーフセラピー ―治療的現実の多様性―

●プログラム

◇大会基調講演
「心理カウンセリングに活かす栄養精神医学~メンタルヘルスは食事から~」
奥平 智之(おくだいら ともゆき)先生

◇模擬面接大会「B−1グランプリ(ブリーフセラピストNo.1選手権)」
実際の面接に近い形で短い面接を真剣に行います。

◇研究発表・事例発表・自主シンポジウム

◇大会ラジオ企画

◇対面ワークショップ
「ブリーフセラピーもいいけど正統派精神医学もね♪
〜pragmatic paradoxical psychiatryへの招待」
「改訂スリー・ステップス・モデル─自然回復を軸にした援助モデル」
「初学者向けの実践トレーニング ~東京神田 百短夜行~」
「コンプリメント秘伝」
「対話的実践と遠隔精神療法─Dialogic practice and telepsychotherapy─」

◇ワークショップ動画
「医療現場における精神科医のブリーフセラピー活用術」
「教育現場におけるブリーフセラピー」
「産業臨床におけるブリーフセラピー」
「心理検査とブリーフセラピー」
「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」
「立て直しのブリーフセラピー」
「複雑性PTSDという文脈とブリーフセラピー」
「ブリーフセラピー入門」
「ヤングケアラーの理解と家族システム論的支援」
「リフレクティング・プロセス」

●大会ウェブサイト

詳細は大会ウェブサイトをご参照ください。
https://nfbtkyoto.wixsite.com/nfbt2023

[主催者名称]
日本ブリーフセラピー協会第15回学術会議準備委員会

[研修会についての問い合わせ先]
日本ブリーフセラピー協会第15回学術会議準備委員会
E-mail:nfbt15conference@gmail.com

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「シンリンラボ」編集部です。遠見書房内にあります。

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