臨床心理検査の現在(23)トラウマに関わる心理検査②代表的な質問紙法──IES-R,PDS-Ⅳ,PCL-5とその使用|齋藤 梓・飛鳥井 望

齋藤 梓(上智大学)・飛鳥井 望(青木病院)
シンリンラボ 第27号(2025年6月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.27 (2025, Jun.)

1.はじめに

トラウマに関わる心理検査の第2回は,心的外傷後ストレス症(Posttraumatic stress disorder: PTSD)の症状を測る代表的な質問紙である,改訂出来事インパクト尺度(Impact of Event Scale-Revised: IES-R)(Weiss, 2004; Asukai et al., 2002),外傷後ストレス診断尺度(Posttraumatic Diagnostic Scale: PDS-Ⅳ)(Foa et al., 1997; 長江ら,2007; Ito et al., 2017),PTSDチェックリスト(PTSD Checklist: PCL-5)(Weathers et al., 2013; Ito et al., 2019)の3つに関し,日本語版が公表された順に,それぞれの尺度の詳細を記し,その後,心理支援での実際の活用について述べる。

2.トラウマ的出来事について

各質問紙について説明する前に,PTSD発症の契機となり得るトラウマ的出来事について述べる。

PTSDの診断基準が他の精神疾患と大きく異なる点は,診断特異的な症状を定義しているだけでなく,それらの症状がトラウマ的出来事の体験を契機として,その後に発展した場合にのみ診断されることである。そして発症の契機となる出来事の内容をDSMでは基準Aとして定義している。したがって,トラウマ体験の記憶こそがPTSDの病理の中核であり,その体験を境として特徴的な精神変化が明白に発生したものがPTSDに該当することになる。

DSM-5からは,死や重傷の危険に加えて性的暴力が基準Aで明示されている。これは深刻な性的暴力が,PTSDの発症リスクがもっとも高いという疫学的事実を反映したものである。また,職業的災害救援者等の惨事ストレスも発症契機となり得るとした。さらに死別体験の場合には,殺人,自死等の暴力的ないし事故による死別の場合と出来事を限定した。

さらにDSM-5-TRでは診断的特徴として,以下のような具体的出来事が示されている。

  • 戦争体験(戦闘員ないし市民として)
  • 暴行またはその脅威(身体的暴行,強盗,身体的虐待) 
  • 誘拐/人質/テロ攻撃/拷問/戦争捕虜としての監禁
  • 自然災害,人為災害,重大な自動車事故
  • 性的トラウマ
    強制性交等,アルコール・薬物酩酊下の不同意性交等,その他の望まない性的接触,陰部露出,無理やりポルノを見せたり性的画像を撮る,性的画像の望まない拡散,子どもの発達上で不適切な性体験等
  • いじめ(深刻な危害や性暴力の確かな脅威の存在)
  • 恐怖・疼痛・死の切迫感を生じた医学的緊急事態(急性心筋梗塞,アナフィラキシーショック,術中覚醒など)

一方,DSMと比べICD-11ではPTSDとなり得るトラウマ的出来事を「著しい脅威または恐怖を与えられるような体験」(金,2021)として,トラウマ体験としての甚だしさを抽象的に記している。

IES-R,PDS-Ⅳ,PCL-5は,あくまでも当該のトラウマ的出来事によって引き起こされている症状を尋ねる質問紙である。したがって実施に際しては,診断基準に見合うようなトラウマ的出来事に遭遇したかどうかを尋ね,その出来事に関連して生じている症状を回答するように教示されている。

IES-Rでは冒頭の教示文にトラウマ体験を書く空欄があり,質問紙を使用する者(セラピスト等)が,あらかじめクライエントが体験した出来事を簡潔に記してから(例,地震,自動車事故,性被害等),質問紙をクライエントに渡す。また,PDS-Ⅳでは,パート1において「深刻な事故,火事,爆発」「自然災害」「家族,または知人による性的ではない暴行」「見知らぬ人からの性的ではない暴行」「家族,または知人による性的な暴行」「見知らぬ人からの性的な暴行」「戦闘体験,または,紛争地域にいたこと」「あなたが18歳未満のときの,自分よりも年上の相手との性的な接触」「監禁」「拷問」「命にかかわる病気」「その他のトラウマ的な出来事」と具体的に体験が書かれており,それぞれ直接経験したり目撃したりしたことがあるかを確認する。PCL-5では,教示文に「非常にストレスの強い経験」とだけ記されているが,セラピストは前もってどのような体験をクライエントがしているかを確認し,どの出来事について回答されているかを把握する。

心理支援の現場では,上記のように定義されたトラウマ的出来事だけではなく,たとえば「上司からひどく怒鳴られた」「陰湿ないじめを受けた」「親からとても厳しい養育を受けた」など,さまざまな精神的ストレスを経験した人に遭遇する。当然,それらも心が傷つく出来事であり,何らかの程度の症状や苦悩をもたらし,その後の人生に少なからぬ影響をおよぼすこともあるだろう。そうした広い意味での「トラウマ」も軽視はできない。しかしながら,IES-R,PDS-Ⅳ,PCL-5はいずれもPTSDの症状評価尺度であり,診断基準で定義されたトラウマ的出来事の体験後に出現した症状を評価する尺度であることを念頭において使用する必要がある。また自記式質問紙は面接尺度に比べると回答バイアス(回答者が実際の症状程度よりも高くあるいは低く回答する)のリスクがより大きく,偽陽性や偽陰性の割合が一定程度あり,診断精度に多少とも限界が生じることは避けられない。

3.IES-Rについて

IES-Rは旧IES(Horowitz et al., 1979)の改訂版として作成された。旧IESから変更された点は,過覚醒に関する6項目が追加された点と,睡眠障害が入眠困難と中途覚醒の2つに分かれた点である。0から4までの5件法であり,侵入症状8項目,回避症状8項目,過覚醒症状6項目,計22項目で合計点数のレンジは0−88となっている。教示として,特定のトラウマ体験を指定し,そのトラウマ体験に関して,「本日を含む最近一週間」,どの程度強く悩まされたかを回答するよう記載されている。直近の状態を尋ねるため,治療効果研究など介入研究において状態の変化を捉えやすく,トラウマに関わる調査などで使用されることも多い。また,医療保険適用を認可されており,医療機関あるいは心理支援機関等でも広く使用されている。治療経過による症状変化の査定も可能である。

IES-R日本語版は,日本トラウマティック・ストレス学会のウェブサイト上に公表されており無料で使用可能であるが,ウェブ上や出版物への無許可での転載はできない。

Asukaiら(2002)は,IES-R日本語版について,複合的なトラウマを経験した工場労働者,ヒ素中毒事件の被害者,阪神・淡路大震災の被災者,地下鉄サリン事件の被害者という異なる4つの対象者群に調査を実施し,信頼性と妥当性の検証を行った。また,合計得点においてカットオフを24/25とすることで,PTSDと部分PTSDのスクリーニングに有用であることを示した。なお,オーストラリアでの研究報告では,IES-RとPCLとの相関は高く(0.84),IES-R合計得点のカットオフを32/33とすることでPTSD診断精度がもっとも良好であった(Creamer et al., 2002)。

一方で,IES-Rには認知と気分の陰性変化に関する質問項目は含まれていない。したがってDSM-5-TRのPTSD診断基準には準拠しておらず,評価対象期間も1週間と短い。トラウマ体験後の早期の陽性的中率(カットオフを上回る高得点者のうちPTSDないし部分PTSDに該当した者の割合)は0.80と高値であったが,長期になると陽性的中率は0.44と低値であった。陰性的中率(カットオフを下回る低得点者のうちPTSDないし部分PTSDに該当しない者の割合)は早期0.96,長期0.90と時期に関らず優れた値であった。この結果からも,日本語版作成者が述べるようにカットオフはあくまでもスクリーニング目的であり,診断や症状評価のための補助的な目安であることに留意する必要がある(佐藤・前田,2025)。

トラウマ体験後の実施時期については,1ヶ月未満の時点ではおしなべて高得点となりがちなため,介入必要性の判断につながりにくい。1ヶ月以上,2〜3ヵ月の時点であれば陽性的中率,陰性的中率とも高く,早期スクリーニング法として有用である。

なお筆者らは心理臨床現場でIES-Rをよく使用しているが,インテーク面接など早い段階での面接時に使用することで,クライエントのPTSD関連症状を把握するのに有用だと感じている。また前述のように経過による症状変化を見ることもできる。

4.PDS-Ⅳについて

PDS-ⅣはDSM-IVに準拠しており,「PDS-4使用の手引き」によると,簡易なPTSD判定,PTSD重症度評価ができるとされる。トラウマ的出来事を尋ねるパート1およびパート2,トラウマ症状について尋ねるパート3,機能障害について尋ねるパート4の計49項目で構成される。パート1では人生の中で経験したトラウマ的出来事を確認し,パート2で,その中で一番悩まされているものを確認する。そして一番悩まされている出来事は,過去1ヶ月にどのくらい回答者を悩ませたかについてパート3で尋ねる。PTSD重症度の評価はパート3の17の症状項目で行われ,合計点数のレンジは0-51である。得点が1-10の場合は軽度,11-20の場合や中等度,21-35の場合は中等度から重度,36以上の場合は重度と評価する。IES-R同様,医療保険適用を認可されており,研究での使用以外でも,医療機関あるいは心理支援機関等で広く使用されている。PDS-Ⅳの日本語版は,ストレス・災害時こころの情報支援センターのWEB上にて公表されている。資格のある医療保険従事者は無料で使用できる。

長江ら(2007)は一般の大学生を対象として,Itoら(2017)は一般大学生および精神科を受診した外来患者を対象として,信頼性と妥当性を検証している。Itoらの研究ではCAPS-Ⅳを外的基準として妥当性が確認され,陽性的中率(92.4%)や陰性的中率(97.5%)も良く,重症度得点も高い相関が確認された。現在,DSM-5に準拠したPSD-5も開発されており,日本語版での標準化が待たれる。

5.PCL-5について

PCL-5はDSM-5に準拠しており,「PCL-5(PTSD Checklist for DSM-5)について」ではPTSD症状の程度を測定することができるとされる。回答者は,PTSD症状にもっとも影響を与えたトラウマ的出来事を念頭に置き,直近の1ヶ月間において,それぞれの項目で記されている症状にどの程度悩まされたかを0から4までの5件法で回答する。項目は再体験症状(5項目),回避症状(2項目),認知と気分の陰性変化(7項目),覚醒度と反応性の著しい亢進(6項目)の計20項目,合計点数のレンジは0-80である。ただし,対象期間については,目的に応じて変更可能とされており,治療効果研究など介入研究において状態の変化を捉えるために直近1週間に変更することについても,「PCL-5(PTSD Checklist for DSM-5)について」にて触れられている。PCL-5の日本語版は,ストレス・災害時こころの情報支援センターのWEB上にて公表されている。資格のある医療保険従事者は無料で使用できる。

PCL-5の原版では,①合計点数が31〜33点以上の場合,②項目1〜5(再体験)から1つ以上,項目6・7(回避)から1つ以上,項目8〜14(認知・気分の陰性変化)から2つ以上,項目15〜20(過覚醒・反応性亢進)から1つ以上について,それぞれ「2(中程度)」以上の回答がなされていた場合,のいずれかの場合に,「PTSD疑い」と判定することが可能であるとされている。ただし,日本語版のカットオフは未検証である。

Itoら(2019)は,健常者と精神疾患患者合わせて4,927名を対象としたオンライン調査を行い,信頼性と妥当性の検証を行った。確証的因子分析では,DSM-5の4因子構造が支持されたことに加えて,再体験,回避,ネガティブ情動,何も楽しめない状態であるアンヘドニア,外在化行動,不安に伴う覚醒,不快に伴う覚醒の7因子構造でも高い適合度が得られた。

6.各質問紙の実際の活用における留意点

筆者らは心理支援の現場で,自記式質問紙(主にはIES-R)を実際に使用している。その中で得た,活用における留意点に関する考えを以下に記す。

1)実施への繊細な配慮

筆者らは被害者支援センターにおいて,心理面接を受けるために来所した高校生以上の被害者あるいは遺族(以下,被害者等とする)に対して,インテーク面接時に,他の記入書類と同時に自記式質問紙にも記入を求めている。それは,被害者等の様子を適切に確認するためでもあり,心理教育につなげていくためでもある。しかしその際には,例えばIES-Rの教示文での施行者が埋める出来事欄に関して,「今回の事件について」など直接的ではない表現で記すなどしている。また,継続面接の中でIES-Rを使用するときには,出来事欄にどのような言葉で出来事を記すか,あらかじめ相談する。さらに,特に初めて記入を求める場合は,「この質問紙は,被害を受けた人たちによく見られる反応を項目にしたものです。あなたがいま日常生活の中で,どのような反応のためにどれくらい辛い思いをされているかを調べてみましょう。もし,答えづらいと思う質問があったら,その時には無理に応えなくてよいです。」ということを,必ず伝えるようにしている。

衝撃的な出来事を経験しPTSDの状態を呈している人の中には,出来事を思い出すと痛烈な苦痛を感じるために,出来事を思い出させるものを避けている人がいる。自記式質問紙に回答することは,出来事を思い出さざるを得ないことでもあり,回答を求める中で出来事の記憶が刺激され,フラッシュバックが起きる場合もある。回答できないほどのフラッシュバックであることは稀であるが,回答中に涙を流すクライエントは珍しくなく,回答を求める際にも配慮が必要である。

2)症状の評価は信頼関係の構築に寄与する

一方で,PTSDの状態を呈しているクライエントについて,その状態を適切に捉えることは,信頼関係の構築にも寄与する。クライエントの中には,自記式質問紙に回答した後で「私のことが書いてあるのだと思いました」「全部当てはまってびっくりしました」と語る人がいる。

衝撃的な出来事の後で,不眠やフラッシュバックが生じた時,人は自分の状態に混乱し,戸惑う場合が多い。なぜこんな状態になっているのか,これはずっと続くのか,こんなことでこんな状態になるなんて自分は弱いのではないか,そんな考えが浮かぶ場合もある。そのような時に質問紙に回答することで,これは他の人にも見られる症状なのだと知ることができる。

調査等ではなく,通常の心理支援の面接の中では,信頼関係の構築を強めるためにも,質問紙への回答を求めた後には,その質問紙の内容を使ってクライエントの状態を一つ一つ尋ねたり,心理教育をすることが望ましい。IES-RもPDS-ⅣもPCL-5も,PTSDの主要な症状が網羅されているため,「この項目はこのように回答していますが,どんな状態かもう少し教えていただけますか」「出来事を思い出してしまうというのは,どんな場面を思い出しますか」など,項目に沿って質問し,クライエントが答えたことについて,それらが衝撃的な出来事の後で生じる自然な反応であると伝えていくことで,系統だった心理教育を行うことができる。

3)アセスメントを適切に行う

さらに,系統だった心理教育を行っていくと,質問紙の回答以上に,クライエントの呈しているPTSDの状態を正確に把握することができる。PTSDの様々な症状について,自発的に話すことが難しいクライエントは多い。それは,クライエントは自分の状態を表すための言葉を持っていなかったり,あるいは出来事に対する自責感が強く自分の状態を率直に話すことが難しかったり,子どもの頃の被害であるためにずっと症状が続いていてそれを特異的なことだと思えなかったり,様々な理由による。そうしたときに自記式質問紙を実施し,それに沿って状態を尋ねていくことで,クライエントは自分の状態への理解を深めていくことができる。また,トラウマ的出来事を経験したクライエントは,ときに,抑うつ状態や怒りなどが前面に出ており,セラピストから,PTSDの症状が見えにくくなっている場合がある。したがって,項目に沿って,どのような記憶がフラッシュバックするのか,どのようなときに動機や息苦しさが現れるのか,出来事を思い出させるどのような事物を避けているのか,どの程度眠れないのかなど,具体的な内容を把握していくことは重要である。

4)出来事を限定して尋ねること

本稿の最初に,いずれの質問紙でも,出来事を限定して尋ねることが重要だと記した。それは,PTSDがトラウマ的出来事に対する反応であり,出来事を限定して尋ねないと,何についての状態を答えているかクライエントも迷い,セラピストも把握できなくなるためである。

例えば,心理的支援の続ける中で,明らかにクライエントの状態が改善されているのに,質問紙の回答内容は改善しないことがある。そうした場合にクライエントに確認をすると,出来事が指定されていなかったので,何について回答していいか分からず漠然と回答していたと判明したりする。クライエントにたびたび回答を求めていると,出来事の確認や記載を省略したくなる場合もあるが,省略せずに聞くことが大切である。

5)自記式尺度のため,クライエントの主観による部分が大きいこと

構造化面接であるPTSD臨床診断面接尺度(Clinician Administered PTSD Scale for DSM-5: CAPS-5)(飛鳥井ら,2018)に比べると,自記式質問紙はクライエントの主観が反映されやすい。CAPS-5と自記式質問紙を両方行った際,多くの場合CAPS-5と質問紙の数値は比例するが,まれに,CAPS-5は高いが質問紙の得点は低い,CAPS-5は低いが質問紙の得点は高いということもある。前者は,自分のPTSD症状を低く見積もっている,あるいは自責感が強く「こんなことくらいで苦しいと言ってはいけない」と思っている,解離していて自分の状態を把握することが難しい,ずっとPTSD症状を抱えてきたのでそれが当たり前の状態だと思っていて気づきにくくなっている,などが想定される。後者は,生活上の支障のためにとても苦しい状態に置かれているなど,主観的な苦痛が強まっていることなどが想定される。こうした,クライエントの主観と客観的な状態のずれを把握するためにも,通常の心理支援で質問紙を実施する際には,ただ実施してセラピスト側で状態を把握するということに留まらず,それをもとにクライエントとクライエントの状態について話し合っていくことが大切である。

各質問紙に関して参照

IES-Rについて

一般社団法人日本トラウマティック・ストレス学会 【資料】PTSD評価尺度(IES-R)の公開について(2025年4月27日閲覧)

https://www.jstss.org/docs/2017121200368

PDS-Ⅳ及びPCL-5について

ストレス・災害時こころの情報支援センター  各種関連資料(2025年4月27日閲覧)

https://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/contents/documents.php

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+ 記事

名前:齋藤 梓(さいとう・あずさ)
所属:上智大学総合人間科学部心理学科准教授
資格:臨床心理士,公認心理師,博士(心理学)
主な著書:『性暴力についてかんがえるために』(一藝社,2024年),『性暴力被害の心理支援』(共編著,金剛出版,2022年),『性暴力被害の実際─被害はどのように起き,どう回復するのか』(共編著,金剛出版,2020年)ほか
趣味:美味しいものを食べること,美味しいお酒を飲むこと,バレーボール観戦,散歩,旅行,読書

飛鳥井望(あすかい・のぞむ)
青山会青木病院院長・公益社団法人被害者支援都民センター理事長・公益財団法人東京都医学総合研究所特別客員研究員(元副所長)
資格:精神科専門医・指導医・医学博士
主な著書:『PTSD治療ガイドライン第3版』(監訳,金剛出版,2022),『複雑性PTSDとは何か』(共著,金剛出版,2022),『複雑性PTSDの臨床実践ガイド―トラウマ焦点化治療の活用と工夫』(編著,日本評論社,2021),『子どものトラウマとPTSDの治療』(共編著,誠信書房,2021)など
趣味:七十路にしてシェークスピアと筋トレに覚醒

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