近藤孝司(日本大学)
シンリンラボ 第25号(2025年4月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.25 (2025, Apr.)
1. はじめに
描画法は,臨床現場でよく使用される心理検査のひとつである。負担が軽く簡便な技法であるという理由で使用される臨床家が多いと思うが,どの技法を使えばよいか,どのように解釈すべきかについて悩んだ人は多いと思う。「とりあえずバウムテスト」という人もいるであろう。
個人的経験や周囲を見渡すと,バウムテスト以外の描画法としてS-HTP法がよく使用されている。S-HTP法は実際に使用してみると,描き手を象徴する場面が描かれやすく,描画への質問の過程で物語が展開されるなど「面白い」と感じる技法である。そこに,さらなる応用の可能性を感じる人もおられるであろう。そのような実感からS-HTP法が使用されているのではないだろうか。
2. 基本的な特徴
S-HTP法は,HTP法(House Tree Person test)(Buck, 1948)のアイテムを1つの画用紙に統合して描くというシンプルな技法である。HTP法のアイテムである「家」「木」「人」は,①幼児でもなじみ深いこと,②あらゆる年齢層にとって描画対象として非常に好意的に受けいれられると考えられること,③他の課題よりずっと素直に自由に言語表現させることができることを理由に選ばれた(Buck, 1948)。そのため人間にとって極めて身近なアイテムを1つに統合するS-HTP法には,描き手にとって親和的なテーマが投映されやすい。
3. 成り立ち
HTP法は時代がたつにつれ,多くの変法が開発されてきた。彩色を加えたchromatic-HTP(Payne, 1948),家・木・人・反対の性の人を描くHTPPテスト(House-Tree Person Person test)(高橋,1968, 1974),動きを加え1枚に描く動的HTP描画法(Kinetic-House Tree Person Drawing ; K-H-T-P)(Burns, 1972)がその代表である。
大抵ほとんどの描画法には開発者とされる人物が存在するが,「統合型のHTP法」の開発者に関してはよくわかっていない。武藤(2017a)は,1951年のSmykal & Thorneの事例報告が始まりの1つであると報告しているが,HTPを1枚に描くというシンプルな発想に基づくものであることから,当時の多くの臨床家が自然発生的に考案し使用していたのかもしれない。
公に発表された国内の文献としては,細木ら(1971)による「多面的HTP法」の事例報告,丸野ら(1975)による統合HTP法(Syn. H・T・P)を絵画療法として実施した報告があることから,1970年代には一部の臨床家が現場で使用していたようである。大規模データを用いた研究報告は1979年の三上の文献(三上,1979)が初めてのようである。そして「S-HTP法(統合型HTP法)」という名前で認知され,臨床現場で頻繁に使用されるようになったのは,同じく三上(1995) の『S-HTP法:統合型HTP法による臨床的・発達的アプローチ』の発刊が大きいと考えられる。ちなみに海外ではほとんど研究されておらず,S-HTP法は日本で発展していったと言える。
4. S-HTP法の実施方法
いわゆる標準的な方法はなく,ここでは最もポピュラーな三上(1995)の実施方法を記す。
A4判の画用紙とHBの鉛筆2〜3本,消しゴムを用意し,「家と木と人を入れて,何でも好きな絵を描いてください」と教示する。短時間で描き上げてしまう人もいるため,「上手下手をみるものではありませんが,できるだけ丁寧に描いてください」と付け加える。「何人描いていいのか」や「ほかに何かを加えてもいいのか」など,実施中に様々な質問がされた場合,基本的に「自由に思ったように描いてください」と伝える。ときおりアイテムの描き忘れが起きるが,その際はアイテムを再教示する。描画は5〜10分ほどで終わることが多いが,強迫的な傾向の方の場合,30分以上かかる場合もある。
心理検査の実施は,どのような場合でも被検者との信頼関係が重要である。描画法の場合,男性であること,成人であること,絵に自信のない人ほど緊張感と抵抗が強い。受容的な雰囲気を作り,できるだけリラックスできる場を作ることで,描き手は内面に生まれたイメージを画用紙に表現しやすくなる。
描画中,実施者はしっかりと観察をする。アイテムの描画の順序や消した場所,鉛筆の止まった場所,描画時の表情や姿勢,描画に要した時間などを記録する。その際,その場でメモをすると描き手は気になってしまうので,さりげなくメモしたり,記憶にとどめ後で記述するなどの工夫を心がけるとよい。
描画後は,描画後の質問(post-drawing interrogation; PDI)を行う。「どのような絵ですか」「どのような人ですか」「季節はいつですか」「誰の家ですか」「どのような木ですか」「このあと,どうなりますか」などの基本的な質問のほかに,検査者が気になった表現について質問をする。
5. S-HTPの利点
この項では,三上(1995)と纐纈(2014)を参考にまとめる。
1)描きやすい
HTP法は3枚,HTPPテストは4枚描くのに対してS-HTP法は1枚であるため,描き手に与える負担が軽度で,心的エネルギーが低下した人や描画に抵抗がある人でも比較的描きやすい。このような利点からS-HTP法は再検査しやすい技法でもある。個別施行だけでなく集団施行も行いやすい。さらに,HTP法に比べて描画 の保管が容易でもある。 病院の心理室などで保管する場合,3枚必要なHTP法と比較して,1枚で済むS-HTP法の方が場所をとらないため,保管が効率的で管理しやすいという利点がある。
2)アイテムの統合の程度が描かれる
家・木・人をどのように描いたかによって得る情報の他に,家・木・人,そして付加物をどのように関連付けて描いたかに注目することで,自己と外界,意識と無意識などの関連性を解釈できる。また描画全体の統合性には描き手のパーソナリティや認知能力,検査態度などが大きく反映されるため,家の中の人物や,木と家から遠く離れた人といった関係付けの表現は重要な解釈の視点を提供してくれる。
3)自由度が高い
家と木と人をいくつ,どのように描くのかに加えて,他に何を描くかも描き手に任されている。非常に自由度が高く,描き手のありのままの心の状態が直接的に表現されやすい。アイテムの関係付けや付加物の追加などによって想像性が刺激され,物語性のある描画表現が描かれやすくなる。そこには描き手を象徴する親和的なテーマが含まれていることが多々あり,描き手の理解や心理療法に活用することができる。
4)専門外の者でも理解しやすい
絵に興味がない人でも描画から「寂しい」「怖い」「楽しい」など何らかの印象は必ず受ける。そのため描き手の家族,教師など心理職以外の者でも,S-HTP法を見ただけで描き手の心理状態をある程度直感的に理解することができる。
これは多職種連携においても強みになる。ロールシャッハテストやP-Fスタディなど専門外の者が短時間で理解することの難しい心理検査の結果は,心理職が丁寧に解説する必要があるが,描画法,特にS-HTP法は描き手の心理状態を了解してもらいやすく,多職種との情報共有や他職種の被検者理解につなげやすい。
6. S-HTP法の短所
これは描画法全体に言えることでもあるが,客観的な評価が困難で主観的な解釈にならざるを得ないというデメリットがある。描画表現に含まれる意味は,SCTやP-Fスタディの反応としての言葉に比べて多義的であり,どうしても検査者の直感や経験を基にして解釈しなければならない。これまで多くの量的研究が蓄積されてきたが,評価尺度やスコアリングシステムは未整備であり,経験と直感に依存する部分が大きい。
7. 2つの解釈アプローチ
バックBuck(1948)はHTP法の解釈について,「パーソナリティに2つの面からアプローチする。その第1の面は,非言語的,創造的,ほぼ完全に未構造的なアプローチである。それに使われる表現媒介物は相対的に未分化なもの,つまり描画である。第2の面は,言語的,統覚的,そして形式上いっそう構造的なものである。この場合被験者 には描いた対象とその対象の環境を明確化したり記述したり解釈したり,対象や環境の連想をしたりする機会がある」(p.1)と,描画表現と描画に関する語りの機会(PDIなど)の2つのアプローチを唱えている。これはS-HTP法にも当てはまるものである。以下,S-HTP法におけるこの2つの点について説明する。
8. 描画表現の解釈
S-HTP法の解釈では,まず最初に細部の表現よりもアイテムが統合された描画全体の評価を優先させる。それは細部の評価よりも全体的評価の方が,信頼性が高いことが確認されていること,S-HTP法では細部の省略が生じやすいことが理由である(三上,1995)。細部の表現の解釈はHTP法の文献(高橋,1967, 1974)を参照してもらうこととし,以降ではS-HTP法に特有の描画表現について説明する。
1)統合性
統合性は,3つのアイテムが関連付けて描かれているか,羅列的に描かれているかなどを評価する,S-HTP法では最も重要な判断基準である。発達的に,中学以降は8〜9割が統合的な絵を描き,成人になると羅列的な絵が1割程度と,発達とともに統合性が高まっていき(三上,1995),また統合失調症やうつ病者では約半数が羅列的な絵となる。このことから統合性は,現実検討力,活動水準,課題に取り組む積極性,持続性,柔軟性,創造性などパーソナリティを総合的に評価する判断基準であると言える(三上,1995)。
統合性は重要な指標であるが,実際の評価は主観的な印象に委ねられるため評定者によって異なりがちである。実際の解釈においては判定スケール(高良・大森,1994)や判定項目(三沢,2002)注1)(表)を参考するとよい。
注1)三沢と三上は同一人物
表 統合性の下位項目(三沢,2002)
明らかに 統合的 | 全体的に一つのまとまった場面構成がなされ,不調和な部分がない |
やや統合的 | 全体的に一つのまとまった場面構成がなされているが,一部に不調和な描写が残る |
媒介による 統合 | 家と木と人自体は羅列的だが,地面・山・草などの媒介によって,一応統合は図られている |
やや羅列的 | 一部にやや関連付けは見られるが,全体的には羅列的に描かれている |
羅列的 | 家と木と人が無関係に羅列されている |
2)人と家・木の関連付け
「家」は家庭生活や家庭内の人間関係に関する描き手の連想が,「木」はより無意識的な自己像や自己に関する感情,「人」は意識に近い自己像や特定の人間関係を表すものとされている(Buck, 1948;三上,1995)。この仮説を基に三上(1995)は,「人を家に関係付けて描いている場合はより家族との関係に拠り所を求めているのであろうし,木と関連付けている場合は,より深い部分の自己を拠り所にしていると判断できるかもしれない」(p.29)と述べている。
この仮説を基に,関係付けの内容を解釈していく。例えば,「仕事が終わって家に向かう人」には,リラックスした場所にいたいという気持ちや仕事への回避的態度が,「木にもたれ,遠くの家を眺める人」には,家庭や家族からの疎外感や内省的な意識状態が表れているのかもしれない。先行研究においても,家の中に閉じこもるというニュアンスのある「家の中の人」を描いた人は,ロールシャッハテストの内向型が有意に多いことが報告されている(根本,1998;浅野,2016)。
3)付加物
健常者の約8割は何らかの付加物を描く。また幼稚園では約6割,小学生では8割以上が付加物を描き,統合性の向上と連動していることから,付加物はパーソナリティの豊かさや積極性を反映するものと思われる(三上,1995)。
付加物の種類に関しても,小学生では雲,太陽,草花,動物,虫,蝶などの身近な自然が,中学生以降は山,道,囲い,川,踏み石などが,また男子は乗り物を,女子は草花を描く傾向があり(三上,1995),描き手の発達水準を理解することが可能である。
この付加物が描かれることで描画表現はより物語性を帯び,描き手の個性が色濃く反映されるようになる。
4)遠近感
発達的には,小学校前半までは奥行きのない描画表現が,小学校後半から遠近感が増えていき,中学校ではほぼ三次元的な遠近感になる(三上,1995)。また統合失調症者や知的能力障害の者は遠近感のない二次元的で羅列的な絵を描く傾向にある。以上から,遠近感には知的・情緒的な成熟,心の柔軟性が反映されるものと考えられる(三上,1995)。
どのような視点から見ているかということも重要である。視点が高く遠いところにありアイテムが小さく描かれる鳥瞰図的な描画は,支配的・評論家的態度が,家の中の様子が描かれた描画は,自己防衛的・傍観者的態度を表しているのかもしれない(三上,1995)。
5)人の簡略化
S-HTP法は棒人間などの人の簡略化が起こりやすい。HTP法における人物像の簡略化は,人間関係における不安感や自己概念の拡散,他者への敵意や回避を表す(高橋,1974)とされるが,S-HTPでは人を簡略した者としていない者とではパーソナリティに大きな差はなく,簡略化が必ずしもネガティヴな特徴を表すものではないということが報告されている(武藤・高良,2011)。この棒人間の表現はどのような意図でされたものなのか,描画の文脈から理解していくことが望ましい。
9. 描画に関する語り
1)PDI
S-HTP法には標準的な質問項目は用意されていないが,各アイテムの特徴,季節,場面,人の属性(性別,何をしているところか)などの基本的な質問は必ず行う。重要なのは,描画を見て「気になる」表現への質問である。描画に共感するように観察し,そこで感じる違和感,例えば,「なぜ,うっそうとした森の中の絵なのか」「なぜ,家の中がカーテンで隠され,まるで隠蔽されているように見えるのか」など,描画を見てふと感じた疑問が,描き手を理解する上で大事なきっかけになることがある。ただし誘導的・侵襲的な質問は倫理的に望ましいものではないため控える。
2)PDD
高橋(2007)は,描き手とともに描画を味わい,言葉を交わしあうプロセスを「描画後の対話」(Post-Drawing Dialogue; PDD)と呼びたいと述べた。描画療法においても,描画を共有しての対話は重要なプロセスであることからも(田中,2006),このPDDには心理療法的な要素が存在する。
描画は,描き手の実施者の関係性と相互作用によって成立する。実施者が教示し,内面に生じたイメージを画用紙に表現し,実施者がそれを観察する。描画について質問し,描き手は描画中の体験を思い出しながら,描画表現を言語化していく。実施者は「「この人は何を感じ,何をこの絵に表し,何を訴え,伝えようとしているのか」を共感的に感じ取ろうとする姿勢」(p.93)(高橋,2007)をもちながら,描画表現を通して描き手の理解を深めていく。このプロセスには「カタルシス,洞察,自己実現などの心理療法としての効果」(p.85)(高橋,2007)が働く。
PDDは,描画法に心理療法的な効果を付加させる重要なプロセスである。そしてS-HTP法は日常的な場面や心象風景の描かれやすいことから,PDDに向いた技法であると言える。
10. 最後に
描画法には心理査定と心理療法の2つの側面があり,近年,後者の心理療法への応用・活用を目指した研究が増えている。物語表現が展開されやすいという特徴を生かした2枚法とフィードバック方法の研究(武藤,2017b)や,臨床的直観に根付く「異質さ」を基準とした新たな評価基準の作成(纐纈,2014)などがそうである。また著者の研究であるが,著者は,「人」と「人」との関係付けに対人関係に関する態度や感情が表れると仮定し,HTPPテストのアイテムを統合して描くS-HTPP法を提案し(近藤,2008),心理療法への活用を模索した(近藤,2017)。
S-HTP法は,1枚の画用紙のみのため管理保管がしやすいこと,描き手にとって身近な表現がされやすいこと,物語が展開されやすいことなど多くのメリットがあることから臨床現場でもよく使われる技法である。さらに,心理療法的な応用もしやすい。今後も臨床実践のニーズに合わせて,S-HTP法および描画法の研究が期待されるところである。
文 献
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近藤孝司(こんどう・たかし)
日本大学文理学部心理学科 教授
資格:臨床心理士,公認心理師
主な著書:「職業的成長・トレーニング・セルフケア」In:『臨床心理学スタンダードテキスト』岩壁茂・遠藤利彦・黒木俊秀・中嶋義文・中村知靖・橋本和明・増沢高・村瀬嘉代子編(金剛出版,2023, pp.93-100.),「心理職のバーンアウト進行と,退職・仕事継続に至るプロセス:バーンアウトを経験した初心の心理職を対象とした質的研究」『Journal of Health Psychology Research』,35 (1), 11-21.,「描画法の基礎」In.『臨床心理学の実践:アセスメント・支援・研究』八尋華那雄監修,高瀬由嗣・明翫光宜編(金子書房,2023, pp.141-157.)