外川江美(帝京大学)
シンリンラボ 第19号(2024年10月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.19 (2024, Oct.)
今回は主にTATを実施した後の結果の利用について解説する。心理検査所見を作成し,処遇指針につなげ,対象者に結果を伝えるところまでが,検査実施に含まれる。このほか,TATを自身の心理臨床実務や研究に生かしたいという際の手掛かりになる関連学会・資料などを紹介する。
1.結果の利用について
1)所見作成
TATの所見の書き方として定まったものは特にないと言ってよいと思う。筆者が法務省矯正局の所管する施設で被収容者の心理アセスメントに従事していたとき,そうした書式を目にしたことはなかった。法務矯正の先輩である安香宏氏が主宰していた研究会のまとめ『臨床事例から学ぶTAT解釈の実際』(安香・藤田,1997)でも,掲載されている7事例の所見の書きぶりはそれぞれ異なっている。最後に症状・問題行動の分析がなされている点は共通しているが,これを除けば,所見の項目立ても全体の構成も定めはなく,要は,対象者によって,検査実施目的によって,検査者の臨床領域によって,必要な情報を分かりやすく記述するということになる。
連載の前回「TATの分析と解釈」では,分析として,TATの反応特徴から人格要素(仮説)を導き出し,解釈では,仮説がバラバラに散らばったカオス状態から対象者の中心的な心理メカニズム(基本法則のようなもの)を見出し人格理解に至ると説明した。所見作成はこの人格理解の内容を記述するのであるが,その中に,TATから読み取った,①自己像,問題解決様式,②他者像,人間関係のとらえ方,③直面している困難な状況について,それぞれ情報を加えていくと,人物描写がより立体的・具体的になる(表1)。
表1 TAT(内容的特徴)から読み取れる各要素
TAT反応 | 読み取れること | |
自己像,問題解決様式 | 主人公の設定,理想・願望の描写,困難場面(原因・解決方法・結末)の設定,危機イメージの描写 | 自己像,自己効力感,価値観,興味関心の方向,目標(理想),問題解決に関する認知(問題の捉え方,解決,結末) |
他者像,人間関係の捉え方 | 導入人物の多寡や内容,人物の属性に関する描写,人間関係(対人交流)の描写,検査者に対する態度 | 他者像,人間関係への関心の強さ,人間関係に対するイメージ,対人関係能力,対人態度(依存・自立,受動・能動,回避・接近) |
直面している困難な状況 | 上記2つの情報全て | 抱えている葛藤,発達課題上のトラブル,直面している社会的ストレス,問題や危機に対する対処の現状 |
表1は反応の内容的特徴から「読み取れる」ことをまとめている。形式的特徴から「読み取れること」については,『臨床事例から学ぶTAT解釈の実際』(安香・藤田,1997)や『心理検査TATかかわり分析―ゆたかな人間理解の方法』(山本,1992)などを参照されたい。
2)処遇方針を立てる
TATでは対人関係を含む社会生活場面や目の前の困難な課題に対象者がどう対応するかが描写される。場面(状況)と行動が対になっていることから,どういう場面でどうすべきか,指針を具体的に考えやすく,検査者と対象者で視覚的イメージを共有しやすいことも他の検査に比して強みとされる。
処遇指針の策定では,今後の展開を予想して具体的なかかわりのポイントを挙げていくのであるが,特に,対象者の対人関係について,トラブルになりやすいところとその対策を盛り込めることは,TATならではの内容であろう。人格的な問題が大きく専門家による心理療法の対象になるケースでは,依存性や攻撃性の強さや矛先をとらえておき,通常の助言指導を行うケースでは,対象者の人間関係のマッチングに関する情報に注目する。
後者を具体的に説明すると,対象者が否定的にとらえがちな人物の特徴とか,対象者の葛藤を刺激する対人刺激をTAT反応から特定し,そうした特徴を備えた人物とは対象者が現実生活でトラブルが生じる可能性が高いと考えられるため,遭遇した場合の対策を立てておく。同様に,対象者が肯定的な内容の投映をし,かかわりを希求する人物の特徴を備えた者には親和感・信頼感を持ちやすいと想定されるため,職場のメンターなど身近な支援者を選定する際の条件として重視するという具合である。
このほか,TATで語られた問題解決に関する対象者のイメージ(困難の原因をどのようにとらえるか,選択する解決方法はどのようなもので,その結果をどうイメージするかなど)はそのまま面接の素材として取り上げると良い。例えば,失敗や挫折の原因帰属が他責的で周囲へ不満を向けやすいとか,常に他者に問題解決を委ねがちで自身は何も行動を起こさないとか,途中の道筋が見えていないのに結果だけは成功を夢見がちであるというように,対象者の思考や行動の癖を取り上げることができ,面接で認知行動療法的な働き掛けにもつなげられる。
最後に,処遇方針を立てる際の特別な着眼点について説明する。施設収容の要否など,処遇にどの程度の枠組みが必要なのかを見極める際の着眼点(表2)と,対象者の強み・長所を探る際の着眼点(表3)である。前者には,行動化リスク(非社会的・反社会的)をとらえる着眼点も含まれる。
表2 処遇に必要な枠組みの強度に関する判断を行う際の着眼点
着眼点 | TAT反応(〇良好サイン,×不良サイン) |
□ 自分を見つめる作業(自己洞察)が可能か,言葉による説明力・理解力はどうか | 〇 人物(主人公)の内面描写が豊かである。 〇 TATの語りと検査中のやりとりから言葉による意思疎通が円滑である。 |
□ ストレスを高めやすくコーピングも拙い | × 実力不相応な高い目標を立てがち。 × 何が問題となっているか現状把握が弱い。 × 困難場面において解決方略が乏しい。 |
□ 思考の柔軟性はどうか | × 物事や人物に対し特定の偏った見方を当てはめがちで修正が利きにくい。 |
□ 強固なとらわれがある | × 同じ内容(葛藤,トラウマ,コンプレックス,特定の欲求)が繰り返し語られる。 |
□ 自我機能はどうか | × 反応失敗・反応拒否がある(図版の印象から情緒的混乱が生じて回復できない)。 物語の途中で混乱が生じる場合:トリガーとなる刺激は特定されるか(質を問わず強い刺激が来れば動揺するのか),混乱の落ち幅はどうか,回復力や回復方法はどうか × 物語と図版に対応が乏しい,論理的な展開を欠く(主観世界に没入)。 |
要は,内省的で気持ちを言語化でき,情緒が安定し思考も柔軟であれば,自由度の高い状況(相談室への通所等)でサポートできるということである。それ以外は,本人の安全を確保する設備のある環境において,必要に応じて医療も加えつつ,体系的な処遇を実施することになる。
異常性や問題点に注目するばかりでなく,長所や強みを積極的に探してそれを生かした適応戦略を立てることが,非行・犯罪臨床においても重視されている。
表3 対象者の長所や強みを探る着眼点
着眼点 | TAT反応 |
□ 社会適応的な志向・方向性 □ 対人関係への積極性 | 〇 語られている夢や目標の内容が社会適応的で思いが強く具体性がある。 〇 対人希求性が強い(導入人物が多い,対人関係の設定が肯定的で望ましいものと捉えている)。 |
□ 肯定的体験(温かい人間関係の経験,成功体験) | 〇 他者への信頼感を示す内容(援助的・保護的な人物像,安心できる穏やかな関係性の設定)が多い。 〇 等身大の良好な自己像が語られている。 |
□ 知的能力,課題達成意欲(バイタリティ) | 〇 TATの形式的要素(物語の構成・展開が工夫されている,人物描写が複雑で奥深い,語彙が豊富,物語が長い,など)から捉える。 |
長所・強みに関する着眼点として挙げた,志向性(目標や好み)やこれまでの経験から得た力(他者・自己への信頼)も,対象者の人となりや生き様の質的要素をとらえるTATならではの情報である。また,TATと知能検査の相関をとらえた研究報告(Steinら,2012)があるように,TATから知的能力(部分)をうかがうことがある程度は可能である。
3)検査結果のフィードバック
フィンFinn(2007)による治療的フィードバックでは,検査者は対象者の検査結果から健康な部分を指摘して励まし(自我支持),問題となる部分は成長のきっかけをつかめるように問題解決志向で指摘するとされている。
自我支持の意味合いで対象者に長所・強みを伝える際は表3から,成長のための助言と共に対象者の不適応要素を伝える際は表1(主に「直面している困難な状況」など)から,それぞれ情報を選定し表現を工夫して伝えると良い。
2.TAT研究について
TATに興味を持ち,心理臨床実務に取り入れてみたい,研究にも取り組んでみたいという場合に参考になる情報を簡単にまとめておく。
1)国際学会
まず,国際ロールシャッハ及び投映法学会(ISR:International Society of the Rorschach and Projective Methods)を挙げたい。世界各国から投映法研究者が3年おきに集い,ロールシャッハテストを中心とした研究発表が行われている。TATに関する研究発表数は限られるが,それでも,世界のさまざまな文化圏でTATがどのように利用されているのかを垣間見れる機会は貴重で,日ごろ議論していることは日本国内のローカルスタンダードに過ぎないことに気付かされ,TATの未知の可能性に開かれる思いがする。
また,投映法全般に共通する理論と実践の双方でその時点での最先端を確認できることの意義も大きい。筆者は,ローマ大会(2002)からパリ大会(2017)まで連続で参加して自身のTAT研究のみならず,TATに関する研修実施に関してもたくさんの示唆を得てきた。
次に,北米エリアの投映法関連の学会として,パーソナリティアセスメント学会(SPA:The Society for Personality Assessment)を挙げておく。北米における投映法,特にTATの研究動向を直接に把握する目的で加入していた。年次大会が毎年3月に開催されることもあって時期的になかなか参加が難しく,学会誌Journal of Personality Assessmentを購読する形の情報収集が主であったが,ようやくシカゴ大会(2012)に参加することができた。
シカゴ大会では,エビデンス(数量的データによる裏付け)が一層重視される文化的状況を背景に,学会として投映法の存在価値を追究し,より高品質な心理アセスメントを可能にする手段であると位置付けて,心理臨床における活用方法を真摯に模索していた。筆者は少年司法上の資料となる心理所見を作成する業務に携わっていた者として,投映法の抱える信頼性・妥当性の弱さを補う具体的な方略をいくつも得られた貴重な大会であった。
国際ロールシャッハ及び投映法学会でも投映法の信頼性と妥当性の問題は長きにわたって学会の主要テーマであるが,投映法に対する逆風が強い北米において,言わば,投映法の生き残り策として学会が行った提案は,投映法活用の本質として普遍的なものととらえられる。
これらの国際学会で収集した,主に投映法の信頼性と妥当性の検討に関する情報を基に,筆者は投映法の利用上の留意点についてまとめている(表4)。本稿の役割としてTATの利用に関する留意点として紹介したい。
表4 鑑別における投映法の利用について(外川,2014)
① 解釈の妥当性を高めるために,本人(少年)の受け止め方を手掛かりにする。 ② 判断根拠を明らかにして抑制的に解釈する。 ③ 処遇の手掛かりを得る。少年に関する理解の幅を広げる。 ④ 投映法の学習を通じて人間の全体的理解について学ぶ。 |
2)国内学会
TATに関する研究報告の場となり得る国内学会がいくつかある中で,本稿の読者にとってさほど馴染みがないと思われる日本犯罪心理学会を紹介する。会員の多くは刑事政策に関わる司法(家庭裁判所)と行政(法務・警察・児童福祉など)の分野で研究・実務に取り組んでおり,TATは犯罪(非行)心理の解明に適することもあって,心理臨床関係の他学会に比し,TATを用いた研究報告が掲載される頻度が高い。
学会誌「犯罪心理学研究」においてTATを用いた研究報告数は,第1巻(1963年)から第62巻1号(2024年8月発行分)まで70近くに上る。比較的最近の研究を参考文献に挙げておくので,非行・犯罪臨床におけるTATの活用状況に関する理解の一助としていただければ幸いである。
3)TATに関する研究アプローチ・心理臨床上の利用について
国際ロールシャッハ及び投映法学会のイスタンブール大会(2014)において,北米のジェンキンスJenkinsの呼び掛けにより,各国のTAT研究者が参集してシンポジウムが開催された(企画意図:包括的な分析・解釈法の確立に向けた議論を開始したいというもの)。まず,各国の研究者が自身の分析・解釈法を提示し,その中で,パリ学派が1950年代から独自に発展させてきた精神力動的な分析方法が国際的に初めて紹介されることとなった(表5)。国際学会の印象では,フランスは欧州の中でTAT利用が特に活発であって,文化的なつながりのある他国へTAT利用に関する影響力を有しているとみられることから,この内容は北米における活用状況との対比で注目される。
表5 フランスにおけるTATの利用状況(パリ第5大学が拠点)
<実施の仕方> ・ロールシャッハテストとTATは相補的な関係にあり,必ずセットで実施する。 <分析・解釈の特徴> ・精神力動的解釈が主であり,ウィニコットの対象関係論(境界の発達程度に注目する)も併せて用いる。 ・反応内容よりもプロトコル分析をする(discourseの過程を捉える:防衛機制の作用)。 主要な仮説:エディプスコンプレックス,ナルシシズム,対象喪失の不安など ・脆弱性だけでなくリソースを読み取って治療展望を描く。 |
北米のTAT研究として,スタインら(2014)は,TATのスコアリング・システム(社会的認知と対象関係尺度:表6)を使用して,TAT図版の刺激特性に関する統計的把握を試み,図版2,3BM,13MFの3枚が重要な反応を引き出す有効な図版であると報告している。
筆者も本邦における性非行者の研究にTATを用い,社会的認知と対象関係尺度によって反応を数値化し,量的分析と質的分析の双方から性非行の発生と重症化のメカニズムについて考察を行っている(外川, 2020)。量的分析によって統計的検証を行い,これに質的分析を併せて行うことで対象理解が深まり,TATの持ち味が発揮されたと感じている。ちなみに,ジェンキンス(2008)が目指すところもこのような量的・質的分析の合わせ技である。
表6 社会的認知と対象関係尺度
尺度名:測定していること Complexity尺度:人々の表象の複雑さ Affect尺度:表象の情緒特性 Relationship尺度:対人関係への感情投入 Moral尺度:望ましさと道徳規範への感情投入 Causality尺度:社会的因果性の理解 Aggression尺度:攻撃衝動の体験と処理 Self-esteem尺度:自分自身に与えている評価 Identity尺度:自己同一性と自己凝集性 |
このように,TATの信頼性と妥当性を巡る問題への対応については国ごとに温度差があり,TATの分析・解釈法も多様である。この問題の議論の行方を注視しつつ,科学的厳格さが求められる機関・業務にあっては,表4に示したポイント(①~③)を踏まえた慎重な活用が望ましいだろう。
3.最後に
国内外を問わず,TATを自身の研究や心理臨床の相棒ととらえて長く付き合っている者の目指しているところは,TATの持ち味を存分に発揮できるような利用の仕方ではないかと思われる。このことを考えるとき,山本(1992)が提案したTATかかわり分析の基調にある「心豊かに,あそび心を持って,味わいながら,いっしょにたしかめていくという姿勢」が,投映法の本質から離れない在り方として参考になるだろう。ちなみに,筆者はTAT実施中,心の旅をする対象者の安全を守りながら少し距離を取って付いていく添乗員の役割をイメージしている。検査後,自然な流れで旅の体験を共に味わい振り返る作業に移行できる。
投映法は面接の補助ツールと位置付けられ,対象者理解はあくまで面接における対象者との対話が基本である。投映法(TAT)が心理検査として精緻化されたとしても,補助ツールであることは変わらない。対象者ごとに異なる体験世界・文化・言葉に敬意を払い,瞬間的にでもその世界に入れていただくことがアセスメントと呼ばれる作業の中核にあって,対象者から離れたケース検討は群盲評象を地で行くことになりかねない。
TATは対象者の心の中にある景色を共有しやすく,描画と同様に,対象者との対話を通して反応の意味を考えていくことでより真価を発揮しやすいと考えられる。特に初心者は,対象者の人となりや生き様を映し出すTATの奥深さを味わうために,対象者との対話からその方の住む世界について教えていただくことが大切である。未知の世界へ開かれていること,多様性への柔軟性を備えていることが,マレーのいう対象者理解の作業仮説を充実させることにつながる。
引用文献
- Finn, S. E.(2007)In Our Clients’Shoes: Theory and Techniques Therapeutic Assessment. Lawrence Erlbaum Associates.
- Jenkins, S. A.(2008)A handbook of Clinical Scoring Systems for Thematic Apperceptive Techniques. Lawrence Erlbaum Associates.
- Stein, M. B. et al.(2012)Exploring the Construct Validity of the Social Cognition and Object Relations Scale in a clinical Sample. Journal of Personality Assessment, 94 (5); 533-540.
- Stein, M. B. et al.(2014)SCORS-G Stimulus Characteristics Select Thematic Apperception Test Cards. Journal of Personality Assessment, 96 (3); 339-349.
- 外川江美(2014)若手職員に身に付けさせる鑑別技術―投映法心理検査の研究動向を参考にして.日本犯罪心理学会第51回大会シンポジウム「若手心理専門職等の育成」,犯罪心理学研究, 51(特別号); 206-207.
- 外川江美(2020)主題統覚検査(TAT)による性非行の研究(博士論文).東北大学大学院文学研究科.
- 山本和郎(1992)心理検査 TATかかわり分析 ゆたかな人間理解の方法.東京大学出版会.
参考文献(2014年以降,アルファベット順)
- 小磯香苗・木髙暢之(2018)痴漢の心理機制について―TATから見えてくる女性イメージ.犯罪心理学研究,56(特別号); 126-127.
- 森田未希・鈴木純一(2024)男性受刑者を対象としたTAT及びワルテッグ描画テストの結果からみる,対象者理解と再犯防止に関する示唆について.犯罪心理学研究,61(特別号); 76-77.
- 中島賢ら(2024)TATに関する文献展望~分析・解釈に関して.犯罪心理学研究,61(特別号); 132-133.
- 中島啓之(2024)司法心理臨床においてTATを用いることのアドバンテージ―内的モデル仮説からの検討.犯罪心理学研究,61(特別号); 126-127.
- 中田麻衣(2024)性犯罪受刑者の受刑中の対人態度の変化についての考察―リテストしたTATの反応特徴を前後比較した結果から.犯罪心理学研究,61(特別号); 128-129.
- Siefert, C. J. et al.(2016)Estimating the effects of Thematic Apperception Test Card Content on SCORS-G Ratings: Replication with a nonclinical sample. Journal of Personality Assessment, 98 (6); 598-607.
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- Stein, M. B. et al.(2015)External Validity of the SCORS-G ratings of Thematic Apperception Test narratives in a sample of outpatients and inpatients. Rorschachiana, 36; 58-81.
- 関山徹(2024)TATにおける基本反応と中核反応に関する検討(3).犯罪心理学研究,61(特別号); 134-135.
- 外川江美ら(2015)性非行の理解について.犯罪心理学研究,52(特別号); 88-89.
- 外川江美(2016)5. 査定 TAT 犯罪心理学事典.日本犯罪心理学会編,丸善出版, 336-339.
- 依田茂久・古川直美・今村洋子(2019)性的問題指導の事前・事後アセスメントに見られるTAT反応の特徴について.犯罪心理学研究,56(特別号); 198-199.
外川江美(とがわ・えみ)
帝京大学文学部心理学科 教授
資格:公認心理師,臨床心理士
著書:矯正施設における動機づけ面接法.臨床心理学,17; 786-789.(2017),5.査定 TAT.犯罪心理学事典.日本犯罪心理学会編,丸善出版,pp.336-339(2016),性犯罪者の処遇プログラム(1)-矯正施設での実践―.犯罪心理臨床.生島浩,村松励編,金剛出版,pp.148-159(2007)
専攻:犯罪心理学
趣味:美術鑑賞,山歩き