串崎真志(関西大学)
シンリンラボ 第18号(2024年9月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.18 (2024, Sep.)
1.直感とは?
直感(直観)は多くの人が関心をもつ話題で,一般向けの経営書でもしばしば取り上げられる(Duggan, 2007;伊丹,2020;野中・山口,2019;田坂,2020)。辞書には,直感は「推理・考察などによるのでなく,感覚によって物事をとらえること」(小学館デジタル大字泉)と定義されている。また,類語・関連語として「予感,第六感,虫の知らせ」(小学館デジタル大字泉)があることから,直感をスピリチュアルな領域まで広げて考えることもできるだろう(串崎,2024)。もちろん哲学においては,直観に関する長い議論の系譜がある(清塚,2020)。本稿では,直感を「意識的な推論を用いずに直接的に知ること」(direct knowing without any use of conscious reasoning)と定義し(Sinclair & Ashkanasy, 2005),心理学における思考スタイルの一つとして解説する。
2.二重過程理論
認知科学においては,直感は思考(推論)の二重過程理論(dual process theories)の一つに位置付けられる(Evans & Stanovich, 2013)。直感はタイプ1の処理と呼ばれ,進化的に古いマインドで,バイアスのかかった判断を生みやすい。そこで,タイプ2の処理である内省(reflection)が直感を制御することでバランスを取っている,という。実際,直感的思考の高い人は合理的思考(rational thinking)の高い人に比べて,代表性ヒューリスティック(見かけや属性に左右されること)による判断に陥りやすい(内藤,2004)。このように心理学においては,直感的な判断はリスクを伴うので要注意! と語られてきた(マイヤーズ,2012)。
3.薄切り判断
いっぽうで,直感的な判断は的確だとする報告もある。一つは社会心理学(対人認知)における,薄切り判断(thin slice judgments)の研究だ(Ambady, 2010)。例えば参加者に,ある教師が授業している場面の動画(音声無し)を10秒だけ見てもらい,その教師の性格を推測してもらったところ,ずっと受講してきた学生たちの評定と相関した(Ambady & Rothental, 1993)。つまり,私たちには,わずかな情報から全体を把握する能力があるらしい(Gigerenzer, 2008)。少数派ではあるが,このような研究は現在も続いている(De Freitas & Hafri, 2024; Hall, 2021; Mobasseri, 2022; Murphy & Hall, 2021)。
4.熟達研究
もう一つは,認知神経科学における熟達者(experts)の脳研究である。熟練した人には,アマチュアと異なる脳活動があることがわかってきた。例えば,プロの棋士は詰め将棋で,瞬時に的確な手を思いつく(羽生,2020;中谷,2018)。そこで彼らが,次の一手を二秒以内に決定するときの脳活動を測定したところ,大脳基底核(尾状核)が関連していた(Wan, 2011)。同様に,アスリートたちも瞬時に的確な判断を求められる。フェンシング(Cordani, 2022),アイススケート(Zhang, 2021),サッカー(Bishop, 2013; Li, 2023),バスケットボール(Aglioti, 2008)などにおいて,エキスパートの脳活動が報告されている。そのほか,速記者(Ito, 2015),レーシング・ドライバー(Rito Lima, 2020),音楽家(Criscuolo, 2022)などの熟練者も注目されている。達人や名人は熟練することで,情報処理が徹底的に自動化され,見事な技を発揮する。
5.身体知
直感的な知が,身体そのものに備わっているとする立場もある。ソマティック・マーカー説を検証した実験では,アイオワ・ギャンブリング課題(4つの山からカードを1枚引く試行を繰り返し、報酬を増やしていく課題)において,損するカードを引くときに皮膚伝導反応(skin conductance responses)が上昇するが,意識的には気づかないことを報告した(Bechara, 1997; Simonovic, 2019)。また,ドット・カウンティング課題(画面上に50個から150個の点を1.5秒だけ提示し,参加者はその数を直感的に回答する)において,参加者の左脳(側頭葉前部)の機能を磁気刺激によって弱めると,正確になることから(Snyder, 2006),直感は右脳の働きに関連するという説もある。そして俳優たちは,内受容感覚(interoceptive awareness)が高いほど直感的に演技することもわかってきた(van Mulukom, 2024)。このように,直感を身体知の一つと捉えることもできそうだ(西平,2019;佐藤,2017;諏訪,2016)。
6.医学的意思決定
このような流れを受けて,直感的な判断を再評価しているのが医学である。家庭医が直感を診断に使うことは一般的であるらしい(Fernández-Aguilar, 2022)。また,直感を医学的な意思決定に考慮することは,現場感覚として重視されているという(Stolper, 2009)。パトリシア・ベナーPatricia Bennerの看護理論には直感が含まれており(Blum, 2010),理学療法士(Chaffey, 2010)や放射線科医の読影にも直感が必要だ(Patel & Itri, 2022)。直感は,がん患者の予後も予測する(Zucker, 2021)。そうなると,人間が判断するのと人工知能(artificial intelligence: AI)を活用するのとどちらが良いか,という話にもなる(Baker, 2020)。そして今や,AIとどう協働するかが熱い議論となっている(Reverberi, 2022)。
7.直感を伸ばすことは可能か?
ところで,直感を伸ばすことは可能だろうか。直感を薄切り判断だとすれば,薄切り判断は共感性尺度(対人反応性指標)と相関することがわかっている(Hall, 2016)。また,薄切り判断は共感の脳(前頭前皮質内側部,後帯状皮質,側頭頭頂接合部)の活動とも相関する(Kang, 2013)。したがって,共感性を高めることで直感が伸びる可能性はあるかもしれない。さらに,直感を熟達の産物だとするならば,私たちは物事を習熟するにつれて,自然に直感的になるはずだ。これを熟達直感(expertise-based intuition)と呼ぶ(Salas, 2010)。ただし,治療成果の高いセラピスト(highly effective therapists)は最初から優れているという報告や(Owen, 2019; Edmondstone, 2023),セラピストとしての経験年数は治療成果と関連しないという報告もある(Pereira, 2023)。セラピストの熟達過程そのものの研究が必要になるだろう。
8.心理療法における直感
最後に,直感は心理療法においても興味深い話題である(Arnd-Caddigan, 2021; Marks-Tarlow, 2014)。熟達者のそれは,多くの臨床家の関心を呼んできた。例えば,神田橋條治氏は,患者が診察室に入る所作で,診断の目星を付けるという(神田橋・白柳,2018)。世の中にはマスター・セラピストと呼ばれる,希有な才能をもつ心理療法家たちがいる(Kottler, 2003)。彼らの語る事例はどれも鮮やかで,心を打たれるものばかりだ。それは単なる直感を超えて,臨床の知恵(wisdom)として結実している。
セラピストの直感を高めるトレーニングが議論されるいっぽうで(John, 2023),直感的思考が高いセラピストほど,エビデンスに基づいた治療に「関心がない」というデータもある(Gaudiano, 2011)。おそらく,直感的か合理的かの二分法ではないのだろう。Terry Marks-Tarlow(2014)が言うように,理想的で直感的なセラピストは,暗黙的なモードと明示的なモードを柔軟に行き来している。つまり,ボトムアップで生じる感覚・身体・情動の最初の体験と,熟慮や創造的洞察といったトップダウンで生じるモードを柔軟に移動する,というわけだ。
9.おわりに
すなわち,直感的思考と合理的思考のバランスとブレンドが重要であることを,ひとまず押さえておきたい。そのうえで,特集「対人支援における直感」のそれぞれの記事を眺めてみよう。そうすれば,直感が私たちの臨床実践にどのように彩りを与えているかに,あらためて気づくはずだ。そして,臨床直感(clinical intuition)の不思議さをときどき実感してほしい(Shapiro & Marks-Tarlow, 2021a, 2021b)。そうすることで,あなたの直感はますます研ぎ澄まされ,広がりをもつと思われる。
文 献
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串崎 真志(くしざき・まさし)
所属:関西大学文学部教授、心理学研究科長
資格:なし
主な著書:『感じるココロの不思議』(木立の文庫,2024)など
趣味:文鳥の飼育