【特集 カップル・セラピー】#01 家族療法からカップル・セラピーへ──夫婦・カップルの問題を理解し援助するために|野末武義


野末武義(
明治学院大学
シンリンラボ 第42号(2026年9月号)
Clinical Psychology Laboratory, No.42 (2026, Sep.) 

1.家族療法と夫婦・カップル臨床の展開

1)家族療法と夫婦・カップルの問題

我が国で家族療法を実践してきた臨床家の中には,家族療法の実践と並行して,早くから夫婦・カップルの問題に取り組んできた者も少なくない。1984年は日本家族療法学会(当時は日本家族研究・家族療法学会)と日本家族心理学会が設立された年である。我が国の家族療法とカップル・セラピーを牽引してきた精神科医の中村伸一(1984)は,この時すでに産後うつ病の夫婦療法の症例を報告している。児島(1987)も,家族システム論の立場から,個人療法と夫婦療法における問題の捉え方や治療のあり方の違いについて論じている。

家族療法が本邦に紹介されてしばらくの間は,夫婦・カップルを対象としたセラピーでも「家族療法」とされていたり,「夫婦療法」としての症例報告や論考がされてきた。しかし,家族療法が本邦に本格的に紹介されて半世紀近くが経過した現在も,心理臨床の中ではいまだ十分に普及しているとは言い難い。そのためか,これまで家族療法家が夫婦・カップルの問題にどのように取り組んできたかについては十分知られておらず,家族療法やカップル・セラピーについての誤解も少なくない。

2)夫婦・カップルの問題と家族ライフサイクル

家族療法家は,夫婦・カップルが直面する様々な臨床的問題に取り組んできたが,その理解と支援の枠組みの一つとして家族ライフサイクル(中釜他,2008)が挙げられる。家族ライフサイクルの視点は,家族を時間的に変化するシステムとして捉え,それぞれの発達段階において生じる課題や危機を理解するための枠組みである。夫婦・カップルの関係も,結婚前,新婚期,子育て期,子どもの巣立ち,中年期,高齢期など,家族ライフサイクル上の各段階に固有の発達課題やそれに伴う危機に直面する。

家族ライフサイクルとの関連で夫婦・カップルの問題やセラピーについて取り上げたものとして,結婚における配偶者選択(平木,1990),未婚カップルの結婚をめぐる葛藤(森川・澤田,1990),新婚期における離婚(野末,1995),生殖補助医療におけるカップル・家族支援(平山,2019),産後うつ病の夫婦療法(中村,1984),子育て期にある夫婦の支援(野末,2025),中年期の婚外交渉とセックスレス(布柴,2013),高齢者の夫婦関係と夫婦問題(市村,2017)等が挙げられる。筆者の30年以上にわたるカップル・セラピーの臨床経験からすると,以前は比較的中高年の来談者が多かったが,近年は結婚前の恋人,新婚期や子育て期の比較的若い夫婦の来談が増えてきた。

3)カップル・セラピーとしての発展

2000年代に入ると,夫婦療法だけでなくカップル・セラピーやカップル・カウンセリングという用語が用いられるようになった(野末,2004)。中釜(2007)は,社会の変化とともに家族をめぐる価値観やあり方が多様化し,カップル・セラピーに来る夫婦は二人の関係の再交渉を迫られていることを指摘し,カップル・カウンセリングは二人の関係をつなぐ仕事であり,家族合同面接の変形バージョンであると述べている(中釜,2008)。また児島(2008)は,日本において夫婦療法がなかなか広まらなかった理由の一つとして,夫婦(両親)で相談に出向くことのハードルの高さを指摘する一方で,臨床心理士養成大学院の付属相談機関において,直接・間接に夫婦関係にまつわる問題を主訴とするケースが着実に増加していること報告している。同様に野末(2008)も,子どもの問題をめぐって親として夫婦が来談するケースだけでなく,カップルとしての問題そのものを主訴として来談するケースが増加し,カップル・セラピーのニーズが高まっていることを指摘した。

2.夫婦・カップルをどのように理解するか

個人心理療法と同様に,家族療法にも様々な学派がある。それらはシステミックな視点を共通基盤としながらも,家族のどこに焦点を当てて理解し介入するかは,学派によって大きく異なる。例えば,精神分析から家族療法に転身したボーエン(Bowen)のボーエン家族システム理論,ボスゾルメニイ-ナージ(Boszormenyi-Nagy)の文脈療法,ミニューチン(Minuchin)構造派家族療法,アンドルフィ(Andolfi)のローマ派家族療法などでは,家族メンバー間の相互作用だけでなく,家族メンバー一人ひとりの心理的世界や源家族(family of origin)等の三世代以上の拡大家族システムも理解し扱うことも重視してきた。

また,野末(2004)や中釜(2008)は,カップルを一人ひとりの個人として理解し関わること,二人それぞれの源家族での体験や拡大家族システムの影響を理解すること,さらにジェンダーの影響など社会システムまで視野に入れている。システムの特性の一つである階層性(hierarchy)を意識するならば,カップルを理解する際には,二人の相互作用だけでなく,個々の個人システム,二人が属する多世代家族システム,さらに職場や社会・文化的システムまでを視野に入れる必要がある。

では,様々なカップルの問題に対して,どのような視点から理解することが大切であろうか。筆者は,夫婦・カップルの問題を理解する際に,以下の5つの次元を相互に関連づけて捉えることが重要であると考えている。

1)客観的事実の次元

カップルに関する様々な事実である。具体的には,個人の属性に関するもの(年齢,年齢差,同胞順位,職業,学歴等),結婚生活に関するもの(交際期間,結婚式,子どもの有無,居住形態,離婚,再婚等),心身の健康状態(診断名,入院・通院歴,相談歴等),社会的機能(休職,頻回転職,未就業等)等である。こうしたさまざまな客観的事実が,カップルの関係や個人にどのような影響を与えているかを理解する。例えば,結婚式の半年前に妻の母親が事故で亡くなったという事実があった場合,その喪失をめぐる妻の悲嘆と,それにどう対処してよいか分からない夫との間に,すれ違いや葛藤が生じることもある。

2)個人システムの次元

カップルの双方を個人として理解する視点である。パーソナリティ・スタイル,感情,認知,不安,防衛機制,自己愛,自尊心,アタッチメント等,様々な個人心理療法が重視してきた個人を理解する視点である。また,それぞれがパートナーや結婚生活に対してどのような価値観や期待を持っているかも,二人の関係に大きな影響を及ぼす。そして,セラピーに対しても,二人はお互いに異なる認識,ニーズ,期待を持ち込んでくることが少なくない。現在の二人の関係に対してそれぞれがどのように認識しているか(一方は大きな問題があると思っている,他方は特に問題だと思っていない等),二人の関係に困っているとして,それをどのように捉えているか(自分が悪い,パートナーが悪い,パートナーの親や生い立ちが悪い等),セラピーに何を期待しているか(関係を改善・修復したい,二人では話し合えないので第三者を交えて話したい,パートナーに自分の苦しみを分かって欲しい,パートナーを直して欲しい・変えて欲しい・反省させて欲しい等)。こうした様々な二人の違いをセラピストは適切に理解し,対処しなければならない。

3)相互作用システムの次元

システミックな理解に基づくカップル・セラピーでは,カップルの葛藤・問題はどちらか一方が原因で生じているわけではなく,お互いに影響を与え合っているという円環的な理解が基本である。カップル間の葛藤のパターンについては,これまで多くの家族療法家やカップル・セラピストが指摘してきた。中でもミデルバーグMiddelberg(2001)は,①葛藤に直面するとお互いに相手を責め,批判し,攻撃と反撃を繰り返す衝突のダンス(The dance of conflict),②葛藤が生じると,お互いに相手との関係から引きこもり冷戦状態になる距離のダンス(The dance of distance),③一方が感情的にパートナーを追い求めるほど他方は回避し,それによってさらに追跡する追跡者/回避者のダンス(The pursuer/avoider dance),④過保護な親と依存的な子どものように,一方が過剰に責任を引き受け,他方が依存的受動的になる過剰責任/過少責任のダンス(The overresponsible /underresponsible dance),⑤夫婦間の葛藤や緊張を回避し,子ども,源家族,浮気相手,仕事,セラピストなど第三者を巻き込む三角関係化のダンス(The dance of triangulation),の5つにまとめている。多くのカップルは相手の言動を問題にするが,セラピストは二人が関わり繰り返されるパターンとして認識し,カップルの両方が変化するように働きかける必要がある。

ただし,暴力や強制的支配など,当事者間の力関係や安全性を考慮する必要がある問題については,安易に円環的理解を適用してはならない。とりわけDV等では,加害行為の責任を被害者との相互作用に還元することは,被害者非難につながり得るため,倫理的にも問題がある。この場合には,安全の確保,加害行為の責任の明確化,権力関係を十分にアセスメントした上で,セラピスト自身の専門性や対応能力も踏まえ,合同面接を安易に導入すべきではない。

一方,婚外関係についても,単純に夫婦双方の相互作用だけに還元することなく,婚外関係を選択した当事者の責任を明確にしながら,その背景にある夫婦関係や個人・家族・社会的要因を検討する必要がある。

4)多世代家族システムの次元

カップルが現在直面している問題には,生まれ育った源家族で子どもとしてどのような体験をしてきたか,アタッチメント,両親の夫婦関係,拡大家族の人間関係や葛藤,忠誠心,死別や離別といった喪失体験,価値観等が影響を与えている。そして,こうした多世代家族の歴史は,現在の個人の心理的特徴やカップル間の相互作用だけでなく,子育てや子どもとの関係にも影響し得る。

このような歴史的視点は,現在の問題の原因を過去に求めるためでなく,二人の問題をより広い多世代の歴史的文脈から捉え直すことになる。カップル関係では,二人がそれぞれ当たり前だと思っていることが全く異なり,その違いを理解し共有できないことで深刻な衝突に発展することがしばしばあるが,その背景を知り相互理解を促進する上で,それぞれの拡大家族システムを理解することは役に立つ。したがって,源家族について尋ねることは,現在の問題の「原因探し」をすることではなく,「二人がなぜこのような違いを持つに至ったのか」を理解し、問題やパートナーに対する認識、感情、行動が変化することにつながる。

5)より大きな社会システムの次元

カップルは,職場,地域社会,友人,社会的経済的状況,文化,ジェンダー,SNS等のサイバー空間,マスメディア,援助システムなど,様々な社会システムから影響を受けている。これらはカップルにとっての資源にもなるが,ストレッサーや離婚の促進要因にもなりうる。例えば,子育て中のカップルにおいては,双方の職場が子育てに対してどれだけ理解があるか,在宅勤務か通勤か等によって,カップルのストレスレベルは大きく異なる。また,相手が専門家でも友人でもネット上の見知らぬ人でも,パートナーに対する不満や愚痴や怒りを受け止めてもらうことによって,本人は苦痛が和らぎ自己を肯定することができるかもしれない。しかし場合によっては,パートナーに対する否定的な感情をより強め,関係悪化につながることもある。

これら5つの次元から理解することで,カップルの関係をより多角的に理解することが可能になる。しかし,セラピーの中で,必ずしも全ての次元について質問し介入していくわけではない。また,どの次元がより重要か,どの次元が介入可能かは,ケース,相談機関,セラピストによって異なる。そして,セラピストのための情報収集ではなく,これらについて質問すること自体が,カップル双方の自己理解,他者理解,関係理解につながることが重要である。

3.誰とどのように面接するか

1)家族療法における個人面接と合同面接の統合

家族療法とは,複数の家族メンバーと合同面接をすることだという誤解が未だにあるようである。確かに家族療法では,夫婦・家族合同面接を行うことが多い。しかし,遊佐(1984)は,「家族療法では患者(あるいはクライエント)とセラピストの1対1の対応や,家族の一員(患者自身や問題を抱えている本人ではないメンバー)とセラピストとの1対1の対応という個人療法的形態を取ることもある」としている。

つまり,何人と会うかという面接形態が問題なのではなく,どのように問題をシステミックに認識するかが重要である。重要なのは,面接に誰が参加しているかだけではなく,セラピストが何を治療単位として捉えているかである。

そのため,家族療法家たちは合同面接を基本としながらも,IPなど家族メンバーの一人との個人面接をどのように組み合わせるのがより効果的か,個人面接と合同面接の統合を模索してきた(下坂,1988;平木・野末,2000;中釜,2007)。

2)カップルの問題にどのような面接形態で関わるか

家族療法と同様にシステミックな理解に基づいて関係の変化を重視するカップル・セラピーでは,二人の合同面接が基本である。しかし,ケースによっては,個人面接を併用したり並行面接を行うこともある。

どのような面接形態で行うかについては,クライエントから希望が語られることも珍しくない。例えば,「夫婦別々に話を聴いて欲しい」「夫婦同席で面接を受けたい」「夫婦同席で面接を受けたいが,最初は自分ひとりで行って話を聴いて欲しい」「前半は夫婦別々に,後半は夫婦一緒に面接をして欲しい(その逆もある)」「本当はパートナーと一緒に面接を受けたいが,パートナーが了解してくれないので,しばらく自分ひとりで面接を受けたい」「二人の問題の原因はパートナーにあるので,自分はセラピーを必要としていないがパートナーのセラピーをして欲しい」など様々である。こうしたクライエントの要望に対して, セラピストはクライエントの要望通りに対処すれば良いのだろうか。

3)個人面接で夫婦・カップルの問題を扱うことの難しさと留意点

個人面接で夫婦・カップルの問題を扱う場合,パートナーが同席しないことによって,クライエントは安心して自由に自分の気持ちや考えを語ることができるという大きなメリットがある。その一方で,クライエントが語るパートナー像や二人の関係性は,パートナー自身が語る関係性とは大きく異なる可能性がある。また,パートナーの問題は詳細に語っても,自分自身の関わり方や問題については語らないこともある(野末,2015)。

また,中釜(2008)は,個人面接ではセラピストがカップルの一方だけに肩入れして関係のバランスを崩す危険性を内包すると指摘している。同様に藤田(2015)も,個人のクライエントの訴えを傾聴し,その苦悩に深く共感するという伝統的な心理療法のあり方は,夫婦関係の問題が主訴に大きく絡んでいるケースでは,常に援助的であるとは限らないと指摘している。個人面接においてクライエントの苦痛を共感的に理解することと,その理解のみからパートナーへの評価や関係性の評価に結びつけることは同じではない。

クライエントのニーズ,セラピストのオリエンテーションや臨床経験,相談機関の体制など,さまざまな理由から,個人面接で夫婦・カップルの問題を扱わざるを得ないことも少なくないだろう。そのような場合,目の前のクライエントの不安,感情,思考を共感的に理解しつつそこにとどまらないで,来談していないパートナーと具体的にどのようなやりとりをしているのか,パートナーは何を感じ考えている可能性があるかも考えつつ,相互作用システムの次元から理解することが重要である。

4)セラピストの自己理解の重要性

合同面接にしろ個人面接にしろ,夫婦・カップルの問題に関わる際,セラピストは様々な形で感情を刺激される。例えば,セラピスト自身の価値観がクライエント夫婦の一方と同じで他方とは異なる場合(伝統的性役割観と男女平等など),自身の価値観と同じ方に知らず知らずのうちに肩入れし,他方にはむしろ否定的感情を強く抱き,結果的に治療同盟をうまく築けないことも起こりうる。そのためセラピストは,個人面接であろうが合同面接であろうが,誰にどのような感情を抱いているか,それが二人への応答にどのように影響しているかを常にモニタリングする必要がある。

4.カップル・セラピーにおける夫の理解とジョイニング

1)見えにくい夫の心理

家族療法家は,日本の家族における父親不在の問題に向き合い,父親が抱える心理的社会的問題が子どもの不登校や家庭内暴力,摂食障害といった思春期・青年期の子どもの問題にどのような影響を与えているか,母親だけでは対処しきれなくなった子どもの問題に対して,どのように父親を巻き込んで治療していくかということを検討してきた(田村,2004)。一方で,子どもの臨床的な問題に関して親が関わる場合,現在でも最もスタンダードな面接形態は,母子並行面接であろう。中釜(2003)は,母子並行面接の有効性を認めながらも,母子の密着した関係から父親を排除する傾向を無自覚に助長しかねないと指摘している。近年では,様々な心理臨床の現場に夫・父親が相談に訪れるようになっており,母子並行面接が必ずしも成り立たず,対応に苦慮しているという声をよく耳にするようになった。

カップル・セラピーには様々な難しさがあるが,筆者はその一つとして,夫・父親に対する理解と援助の難しさがあると考えている。夫婦一緒に来談しても,一見すると夫は受け身的で消極的な姿勢を語ることも珍しくない。「妻が来てくれって言うので,仕方なく来ました」「1回だけなら来てもいいかなと思って」「妻が問題だと思っているんだから,妻が変わるしかないと思うんですけど」「気持ちを話したって,問題は解決しないと思うんですよね」「第三者の専門家に相談するより,自分たちのことは自分たちで解決すべきだと思うんですけど」といった語りは,決して珍しいことではない。

2)夫がカップル・セラピーに関わるために

こうした夫たちの語りを聴いて,セラピストが“抵抗”や“防衛”とみなし,「この夫は問題意識が低い」「セラピーに対してやる気がない」「自分のことを棚に上げて,妻のせいにしている」と理解するかもしれない。しかし,とりわけ男性役割規範の影響を受けている夫の場合,心理療法を受け自分の悩みや感情を語るということは,自分の弱さをさらけ出す恥の体験になることを意味する(野末,2008)。そのため,一見消極的否定的な姿勢に見える場合であっても,セラピーに来ていることは,“抵抗”や“防衛”というよりも,セラピーに来ることに抵抗を感じつつも来ているという,“アンビヴァレンス”を抱えていると見なし,どのようにジョイニングするかを考えた方が良い。

例えば,「妻が来てくれって言うので,仕方なく来ました」と言うのであれば,妻の発言を無視することはできないと思っているのであり,「仕方なく」というのはどういう気持ちや考えがあったのかを関心を持って聴くことが必要であろうし,「来た」ということを重視し,「仕方なくでも,実際にわざわざこうして来てくださったことを私としては無駄にしたくないですし,ここで少しでもお二人にとって意味のある時間にできればと思います」と伝えることもできる。

おわりに

以上,本稿では,家族療法の発展の中で夫婦・カップル臨床がどのように位置づけられてきたかを概観し,夫婦・カップルの問題をどのように理解するか,誰とどのように面接するか,夫をどのように理解し関わるかについて論じてきた。家族療法から発展してきたカップル・セラピーは,二人の関係性を治療の単位としながらも,個人を切り離して考えるものではない。むしろ,個人と関係,家族と社会という複数の次元を往還しながら,二人がそれぞれの違いを理解し,相手との関係を捉え直していくことを支える心理療法である。そのため,カップル・セラピーにおいては,合同面接は基本であるがそれ自体を目的とするのではなく,カップルと個人の双方を視野に入れながら,ケースに応じて誰とどのように関わるかを判断することが重要である。

文  献
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  • 遊佐安一郎(1984)家族療法入門―システムズアプローチの理論と実際.星和書店.
+ 記事

野末武義(のずえ・たけよし)
明治学院大学心理学部心理学科教授,IPI統合的心理療法研究所長
ご資格:臨床心理士,公認心理師,家族心理士
主な著書:『夫婦・カップルのためのアサーション』(金子書房),『家族心理学―家族システムの発達と心理的援助 第2版』(共編,有斐閣)
趣味:音楽鑑賞(Fusion・Jazz),ドライブ,釣り

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